※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

宮沢氷魚&藤原季節の“おでこコツン”は「狙い通り」『his』今泉監督が明かす

恋愛映画の旗手・今泉力哉監督が、『his』の予告編やポスタービジュアルでも象徴的に使用されている宮沢氷魚と藤原季節の“おでこコツン”シーンの撮影秘話を明かした。

映画 邦画ニュース
注目記事
『his』(C)2020映画「his」製作委員会
『his』(C)2020映画「his」製作委員会
  • 『his』(C)2020映画「his」製作委員会
  • 『his』(C)2020映画「his」製作委員会
  • 『his』(C)2020映画「his」製作委員会
  • 『his』(C)2020映画「his」製作委員会
  • 『his』(C)2020映画「his」製作委員会
  • 宮沢氷魚『his』 (C)2020映画「his」製作委員会
  • 『his』(C)2020映画「his」製作委員会
  • 『his』(C)2020映画「his」製作委員会
宮沢氷魚と藤原季節が、恋愛映画の旗手・今泉力哉監督のもとで共演する『his』。予告編やポスタービジュアルでも象徴的に使用され、話題を呼んでいる“おでこコツン”シーンの撮影秘話を、今泉監督が明かした。

>>『his』あらすじ&キャストはこちらから

「この<おでこをくっつける>という動きは、もともと脚本にはありませんでした。私が撮影現場で思いつき、氷魚さんにはあえて何も伝えず、季節さんにだけ”静かに近づいていっておでこをくっつけてほしい”と伝えました」と今泉監督。

「つまり、本番撮影時、氷魚さんは相手がどう動くか一切知らないまま演じていたので、季節さんが近づいてきたとき、もしかしたらキスされるのでは?と考えて演じることになる。そうした緊張感と心のざわめきを狙ったシーンになります。実際、カットをかけた後、氷魚さんに聞いたらキスされると思った、と話していました。狙い通りです(笑)」と明かす。

宮沢氷魚「自由に演技させてもらった」


『his』(C)2020映画「his」製作委員会
もちろん、この演出方法なので何度も撮り直すことはなく、少ないテイクでOKが出たというシーン。今泉監督の演出について宮沢さんは「自由に演技させてもらった」とふり返っている。「だから僕らも悩みましたが、監督が一番悩んでいたと思います」と言う。

宮沢さんがそう語るには理由があり、今泉監督は明確なビジョンやゴールを指し示して導いていくという演出方法ではなく、「役者には常に現場でも不安でいてほしい」と語り、一緒にできる限り悩み、共に生み出していくスタイルを採用しているため。今泉監督は役者が演じることに慣れてしまうこと、役を掴んで理解し過ぎてしまうことを怖れていたと言う。

藤原季節「答えのないものを撮ろうとするのが“今泉映画”の真髄」


『his』(C)2020映画「his」製作委員会
だからこそ、恋愛や本作でいう親子、家族といった人間関係の感情の機微をリアルに切り取れると、藤原さんも賛同する。「人を好きになるっていう気持ちに答えはないんだなって、今泉さんと一緒に作品を作って思いました。答えがないところに向かうときは、めちゃくちゃ苦しいですが、そういう答えのないものを撮ろうとするのが“今泉映画”の真髄なんだなと思いました」。

「好き」のその先の物語を描く本作には、そんな今泉演出がたっぷりと詰まっているといえそうだ。

『his』は2020年1月24日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

関連記事

特集

【注目の記事】[PR]

特集

page top