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国家を揺るがした小説が映画化!現役弁護士が放つリーガル・サスペンス『コリーニ事件』

日本の芥川賞にあたるドイツのクライスト賞を受賞した作家フェルディナント・フォン・シーラッハの小説を映画化した『コリーニ事件』が日本公開決定。ポスタービジュアルと予告編も到着した。

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日本の芥川賞にあたるドイツのクライスト賞を受賞した作家フェルディナント・フォン・シーラッハの小説を映画化した『コリーニ事件』が日本公開決定。ポスタービジュアルと予告編も到着した。

新米弁護士カスパー・ライネンは、ある殺人事件の国選弁護人に任命される。30年以上もの間ドイツで模範的な市民として働いてきた67歳のイタリア人コリーニが、経済界の大物実業家をベルリンのホテルで殺したという。ライネンにとってこれが被告側弁護士として初めて手掛ける大きな事件。しかし、被害者は少年時代からの恩人だった…。殺害について一切口を閉ざすコリーニだが、ライネンは事件を深く調べるうちに自分の過去、ドイツ史上最大の司法スキャンダル、そして想像を超える衝撃の真実に向き合うこととなる――。

原作は、ドイツでも屈指の刑事事件弁護士として活躍しているフェルディナントの同名小説。2009年に発表したデビュー作「犯罪」はドイツ国内外で大ベストセラーとなり、クライスト賞など複数の賞を受賞したフェルディナント。

自身で取り扱った事件をベースにした社会派ミステリーを多く執筆し、初の長編作となった本作は、ドイツ国内で50万部を超えるベストセラーとなった。作中で語られた驚愕すべき“法律の落とし穴”がきっかけとなり、出版後の2012年にはドイツ連邦法務省が省内に調査委員会を立ち上げており、文字通り国家を揺るがした小説だ。


2019年の上半期ドイツ映画No.1ヒットとなったこの話題作から、今回の日本公開決定と併せて予告編が到着。新米弁護士ライネンが、殺人を犯した理由を追求するもなかなか口を開かないコリーニ。そんな中、凶器やナチスのシンボルであるハーケンクロイツが映し出され、第二次世界大戦との関係をほのめかしている。

また、「見つけた証拠は表に出すな」と釘をさすシーンや、「過去に何が?」という問いかけから、過去と思われる悲惨な映像も登場し、国家の巨大な陰謀を匂わせている。

またポスタービジュアルには、司法・裁判の公正さを表す象徴である正義の女神の姿が写し出され、「正義に挑む」というシンプルで真っ直ぐなコピーが添えられている。

『コリーニ事件』@ 2019 Constantin Film Produktion GmbH
主人公ライネン役は、『ゲーテなんてクソくらえ』『ピエロがお前を嘲笑う』のエリアス・ムバレク。被告人コリーニ役は『続・荒野の用心棒』『ジャンゴ 繋がれざる者』のフランコ・ネロ。監督は2008年にドイツで最もヒットした作品のひとつ『クラバート 闇の魔法学校』のマルコ・クロイツパイントナーが務めた。

『コリーニ事件』は6月12日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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