Netflixオリジナルシリーズ「FOLLOWERS」のインスタライブが3月7日(土)に行われ、ライブ終了後、シリーズを手掛けた蜷川実花監督、出演するコムアイ、アーティストのobがシネマカフェの独占取材に応じた。シリーズ配信後の手ごたえについて、蜷川監督は「届けたい人にしっかり届いているんだな、とSNSを見たりして、すごく思っています。“背中を押してもらえた”と言ってもらえているんですが、そんな私もまた背中を押してもらっています」と、充実の表情だった。「FOLLOWERS」はTOKYOで生きる人々の“今”を映し出したオリジナル作品。仕事は順調だが、「子どもを持つ」という自身の夢を叶えられていない人気写真家のリミ(中谷美紀)が、撮影現場で女優志望のなつめ(池田エライザ)と出会い、互いに刺激を受け、運命を一変していく物語。コムアイは劇中、なつめに惹かれていく画家志望のサニーを演じており、サニーが描く劇中の絵は、すべてobが提供した。大きな瞳の少女をモチーフに、繊細で幻想的な世界観を持つobの絵について、蜷川監督は「まだサニーの性格、キャラクターを決めきっていないときは、強めの絵のほうがいいかなと思ったんです。けど、だんだんとキャラクターができあがったとき“絶対obちゃんしかない”と思い、お願いしました」と、監督たっての希望だったと明かす。隣にたたずむobは「蜷川さんの色彩の中に私の作品が出てどうなるか、すごくワクワクしていました」と目を輝かせた。コムアイ、ob、蜷川実花監督さらに、obの絵によってサニーの方向性が新たに示され、性格も変わったいったという話を蜷川監督が明かせば、コムアイ自身も演じ方が変わっていったと同調する。「obちゃんの絵があったことで、きつい役じゃなくなったというか。絵がすごく優しくて、深くて、じわじわしているから、キャラクターに深みが出ました。いろいろなモノづくりをしている人に寄り添えるキャラクターになったと思います」とコムアイは熱心に伝える。そして、obの作品にインスパイアを受け、コムアイが真摯に寄り添ったサニーというキャラクターは、現在、巷で評判を呼んでいる。蜷川監督も、「めっちゃくちゃ評判がいいよ! きっと(女優業の)オファーが増えちゃうと思うよ!」とコムアイに言うも、本人は「自分のやったことの中でも自己評価が高くない(笑)」と照れ笑い。「今まで、ほかにもお芝居はやったんですけど、こんなに長くがっつりはなくて。評判がよいと言われてうれしいんですけど、私は半信半疑なんです(笑)。おいしい役だと思うし。…でも、うれしいな…!」と顔をほころばせていた。Netflixオリジナルシリーズ「FOLLOWERS」コムアイと蜷川監督のやり取りを楽しそうに聞いていたobは、作品やキャラクターに大きく影響を与えたことについて、「こんなに普段褒められることがないんです。『FOLLOWERS』を見たとき、本当に絵にマッチしていて、すごく作り込んでくださったんだろうなと思いました。こんな風に自分の絵が広がっていくなんて思わなくて、純粋に、本当にうれしいしかないです」と、感謝の表情だった。Netflixオリジナルシリーズ「FOLLOWERS」は配信中。
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