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巴役は有村架純! 佐藤健「どうしようもない懐かしさを感じた」『るろうに剣心』

佐藤健主演『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』において、原作でも人気のキャラクター、雪代巴役を有村架純が演じていることが分かった。

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佐藤健主演、累計興行収入125億円突破の日本映画最大のシリーズの完結編『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』。この度、原作でも人気のキャラクター、雪代巴役を有村架純が演じていることが分かった。

>>『るろうに剣心 最終章 The Final』あらすじ&キャストはこちらから

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人斬り抜刀斎時代、剣心は結婚、そして自らの手で妻を斬殺していた――


最終章は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに、縁との究極のクライマックスが描かれる『The Final』と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに<十字傷の謎>に迫る『The Beginning』の2部作で構成。

幕末を描いた『The Beginning』がシリーズ最後になるが、時系列では1作目の前のストーリーになる珍しい形。中でもこの2つの時代をつなぐキャラクターが、縁に続く有村さんが演じる巴だ。

いまにも消えてしまいそうな弱さと、心の深い所では揺るがない強い意志を持つ彼女は、幕末の“人斬り抜刀斎”剣心が唯一心を許したにもかかわらず、その手で斬殺した妻。剣心の頬の十字傷に深く関わっており、『The Final』で縁が剣心に復讐を仕掛ける理由とも関係している。

『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』 (C) 和月伸宏/集英社  (C) 2020映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会

人気キャラ巴役、“全員一致で”有村架純


剣心が人斬りをやめ、<不殺の誓い>を立てることに至る理由になった女性であり、原作の中で最もファンが多いキャラクターのひとり。そんな有村さんのキャスティング経緯についてプロデューサーは「『追憶編』と呼ばれる巴のエピソードを実写化することは、『るろうに剣心』の第一作目からずっと熱く語られ、それでいてどこか現実離れしている話でしたから。雪代巴、クールな表情の下に沸き立つような愛憎を秘めた完全無欠のヒロイン。みんなの思い入れが強過ぎるこの役は、全員一致で『有村架純』さんに託されました。華があるのに儚げな彼女の存在感そのものにみんなが『雪代巴』を見たのです」と明かす。

「大きなプレッシャー」


今回のオファーに有村さんは「1作目から原作ファンの方や映画ファンの方からすごく大切にされている作品ですし、健さんやキャストの方、監督やスタッフの皆さんが大切に作られている作品ですので、嬉しい思いもありましたが、同時に大きなプレッシャーも感じました」と心境を語る。

また、撮影現場で佐藤さんに対面し「『本当に大切に思っている作品で、7年前の”るろうに剣心”の始まりの役づくりは巴からスタートしている』とお話されていて、7年間ずっと巴がベースにあって、今の剣心が出来ているという、その言葉の重みを深く受け止めました」と言い、さらに「どれだけ“るろうに剣心”を愛しているのかというのはひしひしと隣にいて感じました。アクションにしてもお芝居にしても、ご自身の中で表現したいものが見えているからこそできることがたくさんあって、それを間近で拝見していると本当に尊敬しますし、改めてすごい役者さんだなと思いました」と本作にかける佐藤さんの想いを肌で感じたという。

佐藤健、「あんなにも美しく、そして儚い時間を過ごした経験はありません」


『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』 (C) 和月伸宏/集英社  (C) 2020映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会
“巴と縁”の発表を受け、佐藤さんは「剣心の頬の十字傷は悲しみの象徴であり、この傷が残り続ける限り、剣心は悲しいんです」と代弁し、「巴との出会いを経て、その十字傷に殺さずを誓った剣心は、市井の人々の平和を守るため流浪の旅を始めます。これまでのるろうに剣心シリーズ三作は、そのような過去を経て流浪人になった剣心の、新たな冒険の物語でした。つまり、それら全てを演じた僕の中には、雪代巴という一人の女性が内包されていました」とシリーズを回顧。

「パート1の撮影初日、鳥羽伏見の戦いで新時代の来訪を悟った時、志々雄真実が目の前で自らの愛する女性を斬殺した時、僕は剣心としての自分を見つめ直そうとする度に、巴を想い、深呼吸をして本番に臨みました。The Beginningの撮影初日、僕の中に七年間内包されていたものが、突如実体を持って目の前に現れました。巴として初めてお会いするはずの有村さんに、どうしようもない懐かしさを感じました。それからの撮影の日々は、辛く悲しくありながらも夢のようで、今思い返しても、あんなにも美しく、そして儚い時間を過ごした経験はありません」と巴を想いながら過ごした撮影をふり返る。

一方、縁については「The Finalのクライマックスで縁との決闘を終え、彼と向き合い新田さんの目を見た時に、僕はこのるろうに剣心という物語の終幕を受け入れることができました。このシリーズに自分の全てを捧げることができたと思っています」と感無量の様子。

大友啓史監督「一刻も早く皆さんにお披露目したい」


本シリーズの監督大友啓史は「運命に導かれ、心の奥底に秘めた複雑な感情に突き動かされていくこのヒロインは、演じるのに決して簡単な役ではありません」と説明した上で、「思い浮かんだのが、『3月のライオン』でご一緒した有村架純さんでした。彼女なら、真っ白い心で、この役を、孤独な二つの魂の、燃えるような邂逅の物語を一緒に走ってくれるのではないか。悲劇的な憂いの中に、強い意志と限りない優しさを帯びて」とキャスティング理由を明かし、「これだけドラマチックなヒロインにはめったにお目にかかれません。魂を込めて演じ切った有村架純さんの『巴』像を、一刻も早く皆さんにお披露目したい気持ちでいっぱいです」と完成度の高さに自信を覗かせている。

また、有村さんの出演発表に加え、巴のビジュアルも到着。雪の情景の中に佇み、遠くを見つめる儚さ漂う1枚だ。

『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』は7月3日(金)、8月7日(金)より2作連続公開。
《シネマカフェ編集部》

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