本ドラマは、「初体験の世界平均年齢は17.3歳」という情報を知ったことで、なんとなく持っていた"性の価値観"が揺らぎ始める17歳の女子高生3人が主人公。それぞれの恋愛への価値観の違いや、セックス、避妊、生理、体型の悩み、セクシャリティなど、日本ではいまだ避けて語られがちな恋や性に対して、彼女たちがときには本音をぶつけ合いながら自分たちの足で一歩踏み出していく姿を描いていく。
TGCステージのランウェイでドラマ情報が解禁されると、「やっと解禁できたねという嬉しい気持ちとみんなで歩けたのが心強かった」と言う清野咲良役の永瀬さん、「すごい新鮮ですごく楽しかった」と語る原紬役の田鍋さん、「2人がいたので心強くて楽しく歩くことができました」と初めてのステージを語る皆川祐奈役の秋田さん。いずれも「Seventeen」専属モデルとして活躍しながら、次世代を担う若手女優として期待と注目を集めている3人が、本作の見どころや女優として成長したこと、撮影中の微笑ましいエピソードなどを語ってくれた。
際どいテーマながら「ドラマを通じて色々学べました」
ーードラマで演じる3人組の中で、女優として成長した・難しかったことは?
永瀬:撮影挑む前は不安だったんですけど、現場の空気もすごくよくて、監督さんと丁寧に撮影に挑んだので不安はなくなりました。成長できたのは、こういう経験は演技でしかないので、悩む気持ちがよくわかりました。それをドラマにして誰かに届けられると思って演技に挑みました。
秋田:際どいテーマで不安もあり、知らない単語が多く調べて演じるのが大変だったけど、若い人たちが知っておくべきテーマだったので、私もドラマを通じて色々学べました。今まで根暗な役が多かったのですが、今回は明るい女の子の役だったので、演じる中で会話を引っ張っていくことが多く、そういったことがちょっとずつできるようになったのかなって思います。
田鍋:人を好きにならない役なんですけど、そういった人がいると初めて知ったのでその気持ちになって演じるのが難しかったです。クールで毒舌な冷めた女の子を演じたのは初めてで、演技のバリエーションが増えた気がしました。
ーー撮影中に3人の仲がさらに深まったと聞きましたが、撮影中に流行っていたことなどありますか?
永瀬:頻繁にカメラを持っていって色々な場面を撮っていました。撮影中に持っていたスマホでもいっぱい写真を撮って紬(田鍋さん)と祐奈(秋田さん)の色々な写真がとれて大満足です。SNSにもちょっとずつあげたいです。
秋田:絶対こう言うこと取材で聞かれるから、何話してたか意識はしていたんですけど…。
永瀬:ご飯を常に楽しみにしていました。
秋田:あと、咄嗟に歌を歌ってその曲を知っているかっていう遊びをしていました。
永瀬:「ワードウルフ」というゲームもしていました。
秋田:本当に高校の休み時間みたいな内容のない会話をよくしていました。
田鍋:ファミレスの3人のシーンで必ずポテトがあって、それが本当に美味しくてよく食べてました。
永瀬:いっぱい食べてしまってどんどん減っていって申し訳なかったです(笑)
ーー藤原さんと共演した印象は?
永瀬:とにかくまずはとてもお綺麗でそれに魅了されました。2人とのシーンも印象的で本当のお母さんのような眼差しで自分に寄り添ってくれました。そのおかげで入り込めたと思っています。お母さんとのシーンもぜひ注目してほしいです。
恋愛ドラマ感覚で観てほしい
「恥ずかしいことじゃないって伝わったらいいな」
ーー画期的なテーマに挑んだ本作の注目ポイントは?
永瀬:すごい攻めたドラマではあるんですけど、私たちの同世代の方に男女関係なく多くの方に見ていただきたい作品ができたと思っています。誰もが1度は通る悩みを扱っているので、心の支えになるようなドラマになればいいなと思っています。
咲良はすごい優しい女の子ですが、家族や友人に流されやすくて17.3と言う数字にも流されてしまうんですけど、自分も流されてしまうことがあったりして咲良の気持ちがすごくわかるし共感できます。みんなにも共感してもらえると思います。
田鍋:誰もが共感できるシーンがあると思います。文字などで見るよりもドラマはわかりやすいし気軽に見れるものだと思うので、性のドラマって感じで見るというより、気軽に恋愛ドラマを見る感覚で見てほしい。
秋田:ティザーを見られた方は性にフィーチャーしたものだと思うと思うけど、それだけじゃなくて感動するシーンとか色々な要素があるドラマなので、ただの性のドラマと捉えずに、気軽に見てほしいと思っています。
ドラマの中で、私たち3人も性の悩みなどを打ち明けられるようになっていますが、学校とかでも、このドラマを通して皆さんが気軽に悩みが話せるようになったらいいなと思っています。
永瀬:恥ずかしいことじゃないって伝わったらいいなと思います。
ーードラマの中で“高校生あるある”だと思ったことはありますか?
永瀬:咲良は2人には言えないことを親友に見抜かれるっていうシーンがあるので、友達との関係性はあるあるだなと思いました。実際に友達に嘘ついてもバレるし、自分もわかるし、役と自分が近かったです。
秋田:気になっている彼と最近どうなの?と恋愛について聞くシーンがあります。友達と恋愛の話をよくするのであるあるだと思いました。
田鍋:ぽんぽん言葉が飛び交う感じ、ですね。自分の言いたいことをバーっと話す高校生のイメージがあって、間を開けずにセリフを言う感じが女子高生を表していてリアル。
秋田:3人で合間に話している時も、自然にそういったテンポになり、こういうテンポ感かーと話していました。