井浦新、子を授かることは「奇跡」台本にない言葉が表れるシーン解禁『朝が来る』
河瀬直美監督の最新作『朝が来る』から、井浦新が役を生きた壮絶ともいえるシーンの本編映像と撮影秘話が解禁。
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今回解禁となる本編映像は、栗原清和(井浦新)が無精子症で不妊治療をしていることを同僚(山本浩司)に告白し、明るく話しながらもその苦悩が伝わってくる居酒屋でのシーン。
実はこの撮影時、リアルを追及する河瀬組のもと、井浦さんは実際にお酒を10杯以上飲んで撮影に挑んだといい、サラリーマンが同僚と居酒屋に飲みに行き、昔話に花を咲かせたり、悩みを打ち明けたりする様子を体現。少しうつろな表情を見せたり、言葉につまったりする姿は自然に表れてきたものだ。
妻の栗原佐都子(永作博美)と休みを合わせて札幌に行っていることを明かした清和は「子供をつくりに行ってんのよ」と明るく話す。「顕微授精をしてんのよ。俺な…精子がいい状態じゃないんだわ」と自身に不妊の原因があることを告白。つらいがゆえに笑い話にしようとするが、表情が徐々に曇っていく井浦さんの表情が実にリアル。最後に、2人の子を授かっている同僚に対して、「奇跡だよ…」と何度も繰り返す。
これは無精子症の検査から診断結果が出るまでの過程全てを実際に経験した井浦さんが、役を生きたゆえの台本にはなかった“本物”の言葉。
不妊治療は女性ばかりではなく、男性側が苦悩するケースがあることを気づかされる本シーン。“本物”を求める河瀬監督と、それに応える井浦さんに“その人その者”が宿ったシーンとなっている。
『朝が来る』は全国にて公開中。