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エリオット・ペイジ、トランスジェンダー公表後初のTVインタビュー 聞き手はオプラ・ウィンフリー

エリオット・ペイジが、昨年12月にトランスジェンダーであることを公表してから初めて、テレビ番組でインタビューを受けた。

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エリオット・ペイジが、昨年12月にトランスジェンダーであることを公表してから初めて、テレビ番組でインタビューを受けた。Apple TV+のオプラ・ウィンフリーのトークショー「The Oprah Conversation」に出演したことをインスタグラムなどで報告している。

実は12月に長文レターをインスタに投稿して公表する前から、周りの人にはトランスジェンダーであると伝えていたというエリオット。「自分自身が安心したかったし、はっきりと言うことができる機会を求めていました」という理由から公表に至ったというが、あのタイミングでそうしたわけには「義務感」もあったと話す。

「私たちがいまいるこの時代、トランスジェンダーの人々――特に若いトランスジェンダーの人に対して強い反感が向けられているのを見て、(自分が公表することは)急を要すると感じたんです」。若いトランスジェンダーに必要な医療が限定されているアメリカの法律や、トランスジェンダーがスポーツに参戦する際の制限などの問題点も挙げた。

「男性として生きていくことを決めて、うれしくなる瞬間は?」というポジティブな質問には「シャワーから出て、腰にタオルを巻いた自分の姿を鏡で見るとき。『ほら、自分だ』と思えるんです」と語った。エリオットは「TIME」誌で乳房切除術を受けたことを明かしている。「ただTシャツを着る。胸を触って、私の身体が心地よく感じる。多分初めての経験ですね。涙が出るほどうれしい」と喜びをかみしめた。


エリオットが出演する「The Oprah Conversation」はアメリカで30日からApple TV+で配信開始。
《賀来比呂美》

休日は猫とお酒と海外ドラマ♪ 賀来比呂美

大学で映画学を専攻、卒論のテーマに『ガタカ』を取り上げる。卒業後は映画やドラマのロケ地で有名なバンクーバーに留学し、街中に溶け込むベニチオ・デル・トロやアイス・キューブを見かけて大興奮。映画三昧の生活を送る。帰国後、数社を経て雑誌編集者として出版社に勤務。シニアの愛猫と過ごす時間を増やすべく、2016年からフリーランスライターに。執筆ジャンルは映画、音楽、ペットなど。人の話を聞くのが大好きで、俳優、ピアニスト、医師など数百名への取材経験あり。

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