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オーストラリア史上最悪の犯罪者描く『ニトラム/NITRAM』3月公開へ 特報映像も

実際にあった事件を基に描く映画『ニトラム/NITRAM』の日本公開が決定。併せて特報映像も到着した。

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『ニトラム/NITRAM』(c) 2021 Good Thing Productions Company Pty Ltd, Filmfest Limited
『ニトラム/NITRAM』(c) 2021 Good Thing Productions Company Pty Ltd, Filmfest Limited
  • 『ニトラム/NITRAM』(c) 2021 Good Thing Productions Company Pty Ltd, Filmfest Limited
  • ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ『アンチヴァイラル』/Photo:Ai Iwane

実際にあった事件を基に描く映画『ニトラム/NITRAM』の日本公開が決定。併せて特報映像も到着した。

本作は、1996年4月28日、オーストラリアの世界遺産でもある観光地、ポート・アーサー流刑場跡で起こった無差別銃乱射事件の犯人を描く初の映画。通称「ポート・アーサー事件」は、銃規制の必要性を全世界に問いかける先駆けとなり、さらに当時27歳の単独犯の思想的動機が不明瞭であることも拍車をかけ、新たなテロリズムの恐怖に各国が騒然となった歴史的な事件だ。

今回映画にするのは、事件当日に至るまでの犯人の日常と生活。青年がいかにして同国史上最多の被害者を出した銃乱射事件の犯人となったのか? 何より普通の人生を求めていた彼が、なぜ銃を求め、いかに入手し、犯行に至ったのか? その不可解な半生が、破格の臨場感と緊張感で描かれていく。

主人公ニトラムを演じるのは、『ノーカントリー』でデビューし、『ゲット・アウト』『スリー・ビルボード』『デッド・ドント・ダイ』などに出演するケイレブ・ランドリー・ジョーンズ。監督は、『スノータウン』『アサシン クリード』のジャスティン・カーゼルが務める。

事件から25年経過したいまも、オーストラリア国内で未だ議論が交わされ続け、当初、映画化に当たっては否定的な声も大きかったにも関わらず、犯人の青年の人物像を、多角的・多層的・多極的に描き切った倫理的な姿勢、その比類なき映像美学と圧倒的なリアリティが、国内ジャーナリズムからも高く評価され、オーストラリア・アカデミー賞で作品賞・監督賞・脚本賞ほか主要8部門の最多受賞を果たし、ケイレブはカンヌ国際映画祭で主演男優賞を受賞した。

そして特報映像では、ケイレブ演じるニトラムが、子どものときから好きだった花火遊びや、犬や猫との遊びに興じる様子、サーファーに憧れて海を眺める後ろ姿という、彼のパーソナリティの一端が感じられる。

『ニトラム/NITRAM』は2022年3月25日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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