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“文芸ドラマの名手”ジョー・ライト監督、『シラノ』は世界的パンデミック下での「繋がりについての映画」

『プライドと偏見』や『つぐない』などで知られるジョー・ライト監督が、ロマンティック・ミュージカル映画『シラノ』を手掛けた理由について明かした。

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『シラノ』ジョー・ライト監督 (C) 2021 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved.
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1897年の初演以降、日本をはじめ世界各地で幾度となく上演され、映画化・ミュージカル化されている稀代の名作を豪華スタッフ&キャストで再構築したロマンティック・ミュージカル映画『シラノ』『プライドと偏見』や『つぐない』などで知られるジョー・ライト監督が、本作を手掛けた理由について明かした。


>>『シラノ』あらすじ&キャストはこちらから

各地で愛され続けるエドモン・ロスタンの戯曲「シラノ・ド・ベルジュラック」を、基本的なストーリーは同じながらも全く新しい設定に再構築し映画化したジョー・ライト監督。長編映画デビュー作となったジェーン・オースティン原作の「高慢と偏見」を再映画化した『プライドと偏見』(05)では、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどで知られるキーラ・ナイトレイを主演に迎え、世界的なヒットを記録。

続いてイアン・マキューアンの「贖罪」を映画化した『つぐない』(07)では、キーラと再タッグを組み、当時13歳のシアーシャ・ローナンを迎え、英国アカデミー賞で作品賞を受賞、米アカデミー賞では作品賞、助演女優賞を始めとする7部門にノミネート、そのうち作曲賞を受賞。この2作での高い評価により、“文芸ドラマの名手”と呼ばれるようになった。

近年では、第二次世界大戦初期を舞台に『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』(17)で、チャーチル首相を演じた名優ゲイリー・オールドマンが米アカデミー賞主演男優賞を受賞したほか、過去作品で数多くの賞に輝いている。

監督は、これまでの作品と本作『シラノ』との共通性について「すべての作品を振り返ってみると、どの作品にもアウトサイダー的な要素があるとは思います。世界の仕組みがよくわからず、それを理解しようとしている(ひとりの)人間として、僕はアウトサイダーに惹かれるんだと思います」と言及している。

ジョー監督作品は映像美や音楽に関しても観客を魅了する手腕の持ち主で、本作でも全編ロケでの撮影を決行。音楽は身近に感じられるものにしたいと考え、息づかいやちょっとした不完全な部分も聞こえるように全て生歌にするなど、趣向をこらした。

さらに撮影を決めた当時は、世界的パンデミックの脅威によって世界は閉ざされ、イギリスでも4か月近くのロックダウンが経とうとしていた頃で、「私のキャリアにおいて最もクレイジーな映画製作」とふり返る。

しかし、「その経験があったからこそ、今、『シラノ』を作ろうという決意がより一層強くなりました。みな人との繋がりに飢えていたから、繋がりについての映画を作りたかったんです」と語る。そして、「この映画を通して私の愛を受け取ってくれることを願います。私は冷笑や皮肉を抜きにした映画を作ることを目指しました。この映画は愛へのラブレターなんです」とメッセージを送る。愛の親密さを描いた本作は、切なすぎる純愛三角関係、自己犠牲、そして真実の愛のかたちに乗り移り、観る者の心を熱くするミュージカル映画となりそうだ。

『シラノ』は2月25日(金)より全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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