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「お互いを思いやることの大切さを描いた」『猫と、とうさん』監督インタビュー公開

ドキュメンタリー映画『猫と、とうさん』の監督を務めたマイ・ホンが、本作を作ろうと思ったきっかけ、猫たちとの撮影秘話などを明かすインタビューが公開された。

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『猫と、とうさん』© Gray Hat Productions LLC 2021.
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  • 『猫と、とうさん』© Gray Hat Productions LLC 2021.
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ドキュメンタリー映画『猫と、とうさん』の監督を務めたマイ・ホンが、本作を作ろうと思ったきっかけ、猫たちとの撮影秘話などを明かすインタビューが公開された。


>>『猫と、とうさん』あらすじ&キャストはこちらから

本作は、未曽有の試練となった2020年を、愛猫とともに乗り越える9人の男たちを映すドキュメンタリー映画。

メガホンを取ったホン監督は、映画祭の主催としてキャリアをスタートさせた。本作は、北村一輝出演の『マン・フロム・リノ』のプロデュースや、短編映画、長編映画を監督として手掛けたのちの初の長編ドキュメンタリーとなる。

本作を撮ろうと思ったきっかけについて、昔から猫が大好きだったというホン監督は、「夫は数年前に猫を引き取るまでは猫好きではなかったんです。夫すら思いがけなかった猫との絆の深まりを見たことは驚きでしたし、刺激になりました。有害な男らしさ(トキシック・マスキュリニティ)について、またソーシャルメディアで急増する猫関連の投稿について話し合う中で、しだいに夫は以前よりも思いやりや繊細さを増していきました。そこで思ったんです。夫が猫をとても好きになったように、自分自身に思いやりや優しさといった面があることに気づいていない男性が世の中にはたくさんいるに違いないと。男性と猫に関する映画を通じて、現代における男性らしさや新しく変わりゆく性別による役割について探求したいと考えました」と明かす。

また、猫たちとの撮影について「本当に難しい」とふり返った監督。「過去に猫が登場する短編映画を監督した際に経験していました。撮られてることが分かるとカメラのほうを見てくれないんです。猫たちと私たちの相性については、キャスティングの段階で考慮していました。警戒心のある猫にトラウマを与えることだけは絶対にしたくなかったので、とても社交的な猫たちを選びました。撮影したい猫が一日中隠れて、私たちの近くにいたがらないということも何度かありました。とにかく辛抱して撮影できる時を待つしかありませんでした」と語った。

パンデミックの影響もあり、当初のアイデアから変化した部分も多かったという本作。描かれていることについて監督は「苦しい時期において人は心の慰めや癒しを必要とすることが描かれています」と話し、「男性だって思いやりのある部分や弱い部分を見せてもいい。それらは全て、強さやリーダーシップの定義の一部なのです。猫がいることで、動物や人間を含む他者を思いやることができるようになります。パンデミックを経験し、共に暮らす動物の存在が人々の精神的な健康や幸福につながることが明らかになりました。結局、この映画はお互いを思いやることの大切さを描いた作品なのです」と説明している。

『猫と、とうさん』は7月28日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA、シネ・リーブル池袋、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開。

《シネマカフェ編集部》

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