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『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男』映画オマージュ解説&『パルプ・フィクション』再上映決定

『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男』より、タランティーノ監督が敬愛する映画にオマージュを捧げたシーンについて、元ネタ解説が到着。さらに『パルプ・フィクション』再上映が決定した。

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『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男』より、タランティーノ監督が敬愛する映画にオマージュを捧げたシーンについて、元ネタ解説が到着。さらに『パルプ・フィクション』再上映が決定した。


>>『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男』あらすじ&キャストはこちら

クエンティン・タランティーノは映画監督になる前、ロサンゼルス南部のマンハッタンビーチにあったレンタルビデオ店「ビデオアーカイブス」で働きながら浴びるように映画を観て、映画マニアの同僚やお客たちと映画について熱く語り合ってきた生粋の映画オタクだ。そんなタランティーノの映画には度々、彼が愛した古今東西の映画へのオマージュが捧げられているという。

まず、デビュー作『レザボア・ドッグス』では、チョウ・ユンファ主演の香港ノワール『友は風の彼方に』の影響を強く受けており、潜入捜査官と強盗団との友情というストーリーから、クライマックスの三つ巴で拳銃を突きつけ合うシチュエーションまで、そのまま再現されている。

2作目『パルプ・フィクション』では、ジョン・トラヴォルタとユマ・サーマンの有名なダンスシーンが、トラヴォルタ主演のディスコ映画『サタデー・ナイト・フィーバー』をベースに、フェデリコ・フェリーニ監督の『8 1/2』のダンスシーンの撮り方、振付、女性の髪型や服装にいたるまでそっくりと模倣されている。

さらに、サミュエル・L・ジャクソン演じるギャングが人を殺す前に「エゼキエル書25章17節」を長々と朗読するシーンは、千葉真一主演映画『ボディガード牙』からセリフを拝借しており、千葉さんの大ファンだというタランティーノ監督は、4作目『キル・ビル』で、主演した時代劇ドラマ「影の軍団 服部半蔵」になぞらえ、服部半蔵役で千葉さんをキャスティングしている。

そのほか、『キル・ビル』では、ユマ・サーマン演じる主人公が『死亡遊戯』でブルース・リーが着用していた黄色に黒のラインが入ったトラックスーツを着ており、ルーシー・リュー演じるオーレン・イシイが白い着物姿で雪の日本庭園を舞台に戦うシーンは、梶芽衣子主演の時代劇『修羅雪姫』をオマージュしている。

7作目『ジャンゴ 繋がれざる者』では、タランティーノがこよなく愛する『続・荒野の用心棒』の原題「ジャンゴ」をタイトルに使い、オープニングシーンではそのテーマ曲を使用。さらに、本家『続・荒野の用心棒』で主演したフランコ・ネロをカメオ出演させている。

さらにこの度、ドキュメンタリー映画『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男』が全国公開されるのを記念し、代表作『パルプ・フィクション』が全国36館で本作と同日の8月11日(金・祝)より2週間限定でリバイバル上映することが決定。

映画愛溢れるオマージュの捧げられたタランティーノ作品と、その製作裏に迫るドキュメンタリー映画を一緒に楽しむことができる、絶好の機会となりそうだ。

『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男』は8月11日(金・祝)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか全国にて公開。

『パルプ・フィクション』は8月11日(金・祝)より全国36館にて2週間限定上映。


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《シネマカフェ編集部》

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