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真田広之主演「SHOGUN 将軍」も製作、TV賞レースを席巻する「FX」作品の魅力を紐解く

真田広之主演「SHOGUN 将軍」が、2月27日(火)よりディズニープラスの「スター」にて独占配信。同作やエミー賞受賞作を数多く手掛けた、ディズニーが持つ製作スタジオの1つ「FX」の魅力に迫る

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「SHOGUN 将軍」(C)2023 Disney and its related entities
「SHOGUN 将軍」(C)2023 Disney and its related entities
  • 「SHOGUN 将軍」(C)2023 Disney and its related entities
  • 「一流シェフのファミリーレストラン」© 2024 Disney and its related entities
  • 「アトランタ」© 2024 FX Productions
  • 「アメリカン・ホラー・ストーリー」© 2024 FX Productions, LLC
  • 「POSE/ポーズ」© 2024 FX Networks LLC. All rights reserved.
  • 「SHOGUN 将軍」(C)2023 Disney and its related entities

真田広之がハリウッド製作ドラマで初主演、初プロデュースも務め、アンナ・サワイ、浅野忠信、二階堂ふみら豪華日本人キャストが集結した「SHOGUN 将軍」が、いよいよ2月27日(火)よりディズニープラスの「スター」にて独占配信される。


ジェイムズ・クラベルのベストセラー小説を壮大なスケールで新たに映像化したのは、ディズニーが持つ製作スタジオの1つ「FX」だ。

また、1月に行われた米テレビ業界最高の栄誉、第75回プライムタイム・エミー賞授賞式で並み居る競合をおさえ、コメディシリーズ部門の作品賞、主演男優賞、監督賞、脚本賞ほか最多10冠を達成し、圧巻の存在感を見せたのも「FX」製作による「一流シェフのファミリーレストラン」。いま業界内でも脚光を浴びている「FX」作品の魅力を歴史とともに紐解いた。


「一流シェフのファミリーレストラン」の快挙の裏に、作家性を重視するスタジオの姿勢があった

FXは、ディズニーが誇る多彩なクリエイティブスタジオの1つ。先日のエミー賞では、「一流シェフのファミリーレストラン」を含めFXの作品が全16部門で受賞し、5年連続で最多記録を更新した。作品の質の高さに定評のあるFXの存在感は、ここに来てまた高まっている。その勢いを表しているのが、「一流シェフのファミリーレストラン」(原題:「The Bear」)の快挙だろう。

「一流シェフのファミリーレストラン」© 2024 Disney and its related entities

若き有名シェフのカーミーが、亡くなった兄が経営していたサンドイッチ店を再建するべく地元に戻り、ひと筋縄ではいかないスタッフたちと奮闘する群像劇。ありふれた題材ながらも賞に輝く一流のエンターテインメントに仕上げている点に、驚きと感動を覚える作品。作家性を感じさせる作風に、現代最高峰の品質で、誰もが共感する普遍的なテーマを伝える人間ドラマは、作り手の確かな手腕に裏打ちされたものでもある。

FXは、2010年代にコンテンツの質と数が過去最高の記録を更新し続けた“ピークTV時代”と呼ばれるテレビの黄金時代を牽引し、重要な一角を担ってきた。その最大の特徴として、クリエイターたちの個性や作家性に最大限のリスペクトを払うブランドとして、視聴者と業界人の双方からの信頼が厚いことが挙げられる。

また、「一流シェフのファミリーレストラン」もそうであったように、FXはキャリアや知名度を問わず、優れたクリエイターの才能を認めて育ててきた。

数々の賞に輝いた「アトランタ」(2016年~2023年)の映像作家としてのドナルド・グローヴァーや、ヒロ・ムライといった現在、最前線で活躍するクリエイターたちも記憶に新しい。人材を発掘し、チャンスを与え、育てるところがFX印。こうしたFXの精神は、ディズニー作品の核を成すクリエイティブ・エクセレンスとも通じるものがある。

「アトランタ」© 2024 FX Productions

クリエイターたちに最大限のリスペクトを払うからこそ “時代を切り開く作品”が生まれる

FXから誕生した名クリエイターの代表格として、稀代のヒットメイカー、ライアン・マーフィーの存在がある。彼の手掛けた「アメリカン・ホラー・ストーリー」(2011年~)はTV業界に革新的な変化をもたらした。

いまでこそTVでも人気の要素となったホラーだが、番組が始まった2011年当時は、ジャンルとしては最もTVシリーズには不向きとされていた。大胆で、刺激的で社会風刺を多分に盛り込み、それでいて絶妙に視聴者の興味をそそる大衆性と娯楽度の高さは、マーフィーのセオリー。

「アメリカン・ホラー・ストーリー」© 2024 FX Productions, LLC

また、キャストを入れ替えて同じテーマの異なる物語を描くアンソロジー・シリーズというスタイルは、現在ではTVのメインストリームの1つとなっているが、このスタイルを現代に再発見したのも本作といえる。

このように、マーフィーは何度もTVに革新をもたらす作品を生み出してきた。とりわけ、トランスジェンダーの黒人女性を主人公にした「POSE/ポーズ」(2017年~2023年)は、アメリカのTV史にその名を刻む記念碑的な作品だ。LGBTQ+の権利に関しても積極的に作品に取り入れてきたマーフィーは、トランスジェンダーにスポットを当て、キャストにもスタッフにも多くの当事者を起用してきた。

「POSE/ポーズ」© 2024 FX Networks LLC. All rights reserved.

「POSE/ポーズ」がプライムタイム・エミー賞ほかで高く評価されて以降、ゲイやレズビアンだけでなく、トランスジェンダーの俳優が登場する作品は以前に比べて目に見えて増えている。いまでは当たり前のように目にするヒットメイカー、ジャンルやスタイル、人種や性的マイノリティのレプリゼンテーションからクリエイティブで先進的な映像表現には、ルーツをたどれば FX作品が先駆者であるケースは少なくない。

最新作「SHOGUN 将軍」では本格的な戦国スペクタクルドラマに挑む

一貫してクリエイティビティと娯楽性を追求してきたFXには、多くのヒット作を通して育んできた「自らのビジョンを追求し、チャレンジングな作品に挑める風土」が醸成されている。

だからこそ、いまの時代にあえて著名な俳優を起用せずローコンセプトに挑む「一流シェフのファミリーレストラン」が異例の大成功を収めることができたといえる。そして最新作には、ワールドプレミア上映後、批評家の絶賛が相次いでいる真田広之主演の「SHOGUN 将軍」が控えている。

戦国時代の日本を描いたドラマを、ハリウッドが圧倒的なスケールでエンターテインメント大作として世に出すことができるのもまた、FXならではといえるだろう。

ディズニー公式動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス)」では、ディズニー、ピクサー、スターウォーズ、マーベル、ナショナルジオグラフィックの5つのブランドに加えて、総合エンターテインメント・ブランド「スター」において、FXなどディズニー・グループの作品をはじめとした数多くの作品を配信している。本稿内で紹介した作品もすべて、ディズニープラスで視聴できる。

「SHOGUN 将軍」は2月27日(火)よりディズニープラス「スター」で初回2話、以降毎週1話ずつ独占配信(全10話)。最終話は4月23日配信予定。


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《シネマカフェ編集部》

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