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『デューン/砂の惑星』4Kリマスター版8月公開 「テアトル・クラシックス ACT.4」開催

誰もが知る不朽の名作や、密かに人気を博す隠れた傑作を、東京テアトルのセレクションで贈るスペシャル・プログラム「テアトル・クラシックス ACT.4」の開催が決定。8月2日(金)より『デューン/砂の惑星』4Kリマスター版を上映する。

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『デューン/砂の惑星』(C)1984 DINO DE LAURENTIIS COMMUNICATIONS. ALL RIGHTS RESERVED.
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誰もが知る不朽の名作や、密かに人気を博す隠れた傑作を、東京テアトルのセレクションで贈るスペシャル・プログラム「テアトル・クラシックス ACT.4」の開催が決定。8月2日(金)より『デューン/砂の惑星』4Kリマスター版を上映する。

映画化不可能といわれたフランク・ハーバートの大長編小説を、鬼才デヴィッド・リンチ監督が独自の映像美学で映画化した本作。主演には、「ツイン・ピークス」(90)のデイル・クーパー役で知られるカイル・マクラクランを迎えた。しかし、最終的な編集権がスタジオ側にあったことから勝手な編集が施され、出来上がった映画はリンチにとっては不本意なものになったという逸話もある。

当初は、1971年に『猿の惑星』(68)の映画プロデューサー、アーサー・P・ジェイコブスが原作小説の映像化権を獲得し、企画が進められようとしていたが企画初期の73年に急死したため、プロジェクトは日の目を見ずして消え去った。

その後、『エル・トポ』(70)の巨匠アレハンドロ・ホドロフスキーの手によって映画化を進めていたが、原作小説の濃密さを徹底して反映させようとしたため、上映時間が12時間を超え、桁外れなスケールゆえ資金面の理由から撮影開始に至ることなく挫折した。

そして2020年、ティモシー・シャラメを主演に迎え、『メッセージ』(17)や『ブレードランナー 2049』(17)のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督によって『DUNE/デューン 砂の惑星』としてリメイクされた。続編となる『デューン 砂の惑星PART2』が3月15日(金)より全国公開される。

デヴィッド・リンチ版『デューン/砂の惑星』は、巨額の製作費を回収できず赤字となったが、いまではカルト的作品として多くの映画ファンから愛されている。砂虫(サンド・ウォーム)の恐ろしい造形や、登場人物の醜悪な容姿、そして未知のクリーチャー的なキャラクターたちと、まさに全盛期を迎えつつあったデヴィッド・リンチワールドが詰め込まれている。

リンチが生み出す独特のイメージは非常に魅力的であり、細部にまでこだわった世界観は一度観たら忘れられないはずだ。

「テアトル・クラシックス ACT.4 『デューン/砂の惑星』4Kリマスター版」は8月2日(金)よりシネ・リーブル池袋ほか全国にて順次公開。


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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《シネマカフェ編集部》

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