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中村倫也&土屋太鳳、精神医療の世界に向き合う 土ドラ「Shrink―精神科医ヨワイ―」制作へ

中村倫也、土屋太鳳の共演で、原作・七海仁、漫画・月子による「Shrink~精神科医ヨワイ~」をNHK土曜ドラマ枠で実写化。8月に放送されることが決定した。

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中村倫也、土屋太鳳の共演で、原作・七海仁、漫画・月子による「Shrink~精神科医ヨワイ~」をNHK土曜ドラマ枠で実写化。8月31日に放送されることが決定した。

弱井幸之助は、新宿の下町の路地裏で小さな精神科医院「新宿ひだまりクリニック」を経営している。弱井は、患者たちの声を丁寧に聞き、症状に根気よく向き合うことで、他の医者が見抜けなかった病名を探り当て、どの患者にも希望を与えてくれる。

患者は弱井に出会うことで、“自分なりの生きやすい生き方”に巡り会うのだ。初めて精神科で働くことになった看護師・雨宮有里は、患者と真剣に向き合う弱井の姿を見つめ続けることで、精神科診療の奥深さに魅入られていく。しかし、弱井は、雨宮が知らない悲壮な過去を抱えていたーー。

夏休みの終わり、不安な気持ちを抱えている若い人たち、職場での生きづらさに限界を感じている社会人たち、そして、精神疾患を治療中の患者や看護・介護に奔走している親世代など、幅広い世代の方々の心に送る「観るカウンセリング」ドラマとなる本作。

“すべての人が壁を感じずに精神科にかかる日が来ますように...”。のんびり屋だけどめちゃくちゃ優秀な精神科開業医・弱井幸之助を中村さん、ひと言多いけど思いやりに溢れた看護師・雨宮有里を土屋さんが演じる。

「猫は抱くもの」「猫弁」シリーズの作家・大山淳子が脚本を手がけ、「きのう何食べた?」「大豆田とわ子と三人の元夫」の中江和仁が演出を担当する。

キャスト・原作・脚本家よりコメント

【中村倫也】
「“そんなこと”で精神科にかかっちゃダメですか?」
原作にあるこの言葉に共感し、拡声したいと思いました。
私が出会ってきた人の中にも心の病に悩んでいる方は多くいました。そしてその度に、何がしてあげられるんだろう、どう接するのが正しいんだろうと考えてきましたが、正解はわからずにいました。
その心の病に名前があること。そしてひと口に精神疾患と言っても、その原因は、心のストレスによるものから、体の特質によるものまで多岐に及ぶこと。治療法と共に生きる方法があるということ。この作品で描かれるものは、きっと今を生きるすべての人が他人事ではないのだと思います。誰かの、何かのきっかけになることを願って、私自身学びながら、この作品と向き合いたいと思います。

【土屋太鳳】
「ちょっと疲れちゃった」という経験は、誰にでもあると思います。そして、その一言を伝えることが出来ない経験を持つ人も、同じように多いのではないかと思います。私も、その一人です。でも、「誰にでもあること」が積み重なってバランスを取りにくくなった時、たとえば風邪を引いちゃったとか、おなかの調子が悪いとか、虫歯になってしまったとか、そういった身体の変化を診ていただけるように、心の変化に寄り添ってくれる場所があったら...世界はもっと温かく、生きやすく、しあわせになるのではないかと思います。心の呼吸が浅くなっていることに気が付いて、深呼吸できるような時間。そんな時間を私自身も探しながら、演じたいと思います。

【原作:七海仁】
「Shrink~精神科医ヨワイ~」は、繊細で複雑で、だからこそ面白い精神医療をテーマにした作品です。映像化はさまざまなハードルが考えられるため「難しいかも...」と思っていたのですが、こうしてNHKさんで実現していただけてとても嬉しいです。
キャストも、中村さん、土屋さんという大好きなおふたりをはじめ、素晴らしい俳優さんばかり。登場人物に新たな輝きを与えてくださるのが今から楽しみです。
内容については私も関わらせていただき、中江監督や制作陣の皆さんとたくさんお話をさせていただきました。ドラマ制作のプロフェッショナルとしての情熱や矜持を肌で感じて、より期待が増しました。
「Shrink」に関わってくださったすべての方に感謝しつつ、皆で「今届けたい」と強く願った物語が、観てくださる方の心にまっすぐ届くことを祈っています。

【漫画:月子】
「Shrink~精神科医ヨワイ~」作画の月子です。 毎話、それぞれの悩みを抱えた主人公と同じ気持ちになってヨワイ先生のクリニックへ足を踏み入れるつもりで描いてい ます。
この度ドラマ化されることによって、より没入感のあるひだまりクリニックを体験できるのかと思うと今から楽しみで仕方 ありません。
心の問題に無関係な人などいないと、連載を重ねる毎に思います。
ぜひたくさんの方に観ていただきたいです。

【脚本:大山淳子】
脚色を担当した大山です。わたし自身、若い頃に精神科に通った経験があるので、オファーをいただいた時、「こんなドラマがあったら、勇気づけられる人がいる!」と確信して、参加を決めました。
脚本作りには、中江監督をはじめ、原作者の七海さん、監修のお医者様、プロデューサーほかスタッフのみなさんからもご意見をいただきました。全員が「よいドラマを」と前のめりになって議論を重ねながら、みんなでこしらえた脚本です。わたしは小説家でもあり、普段執筆はひとり静かに進めるので、熱すぎる前のめりチーム(わたし含む)での創作はすごく新鮮でした。どんな映像になるのか、完成が楽しみです。

また、「Shrink」を語る上でかかせない個性豊かなキャスト陣も7月に発表予定。

土曜ドラマ「Shrink―精神科医ヨワイ―」は8月31日毎週土曜22時~NHK 総合にて、毎週土曜9時2分~NHK BSプレミアム4Kにて放送。


《シネマカフェ編集部》

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