ある大学生の一行が山奥のキャンプ場から都会に戻って目にしたもの。それは誰もいなくなった東京の街並だった――。彼らは街をさまよいながらも、今まで偽っていた自分をやめて、本当の自分を見つけていく。異常な現実に直面した若者たちの彷徨と再生を描いた異色作。
園田新