モスクアから南東35キロに位置するゴールキ村。狙撃され健康を害したときの権力者・レーニン(レオニード・モズゴヴォイ)は、ここで妻・クループスカヤ(マリーヤ・クズネツォーヴァ)と医師、そして不可解な雰囲気の秘書に囲まれて、療養生活を送っていた。しかし、ここには手紙も届かず、電話もかかってこない。完全に外界から遮断された環境に、レーニンは次第に苛立ち、痙攣の発作を起こすようになる。そんなある日、彼の元にモスクワから謎の客人が訪れる…。