ソウル・ソサエティの王族の秘宝「王印」の警護の任についていた日番谷率いる十番隊は、運搬中に謎の一団の襲撃に遭って「王印」を奪われる。そして、その時襲撃の首謀者と直接刃を交えた日番谷は、いきなり隊を飛び出し、姿をくらましてしまう。それから数日、現世で“日番谷逃亡”の報を受けた一護は、この事件に関するソウル・ソサエティの対応に不安を感じる。その頃、傷ついた日番谷が発見され、黒沢医院に運ばれる。彼は意識を取り戻すが、何も語ろうとはしない。行き違いの果て、一護と日番谷は剣を交えるが…。
阿部記之