バンコクでプログラマーとして働くキャリアウーマンのディウ(エーン・トーンプラソム)は、チェンマイで農業研究所に勤めるトン(アタポーン・ティーマゴーン)と出会う。全く違う環境にいる二人は互いに無い魅力を感じて惹かれ合い、やがて結婚。チェンマイで愛に満ちた温かい生活を送り始める。しかし、ある日トンは自分が難病に冒されていることが分かる。孤独となるディウのことを案じながらも、トンは急逝。悲しみにくれるディウは自殺を図り、一命をとりとめるが、トンの居ないチェンマイでの生活に耐えられなくなり、チェンマイを離れることを決意する。それから1か月後、バンコクに戻ろうとしたまさにその日、ディウの元になぜかトンからの手紙が届く。バンコクに行くことを止めたディウは、トンからの次の手紙を心待ちにすることで、もう一度生きる力を取り戻していく…。
パウーン・チャンタラシリ