時代は学生紛争全盛期。大学生の梨田(村上淳)は、麻雀が強いといううわさが流れる4浪2留の永田(田中哲司)と出会う。永田の虚無的で破壊的な匂いに誘われるようにして、彼に近づいていった梨田が見たのは、「麻雀博打」の世界だった。それまで感じたことのない程刺激的な世界に、急激にのめり込んでいく梨田。永田の手ほどきを受けながら、やがて博打修行と恋愛に溺れていく彼を待ち受けるものとは…。「単騎、千里を走る。」の白川道による同名小説の映画化。
亀井亨