国籍を得るため、ベルギーへやって来たアルバニア人のロルナ(アルタ・ドブローシ)。彼女は、この地で働き、生きていくためにクローディ(ジェレミー・レニエ)と結婚し、パスポートを手に入れようとしている。クローディは麻薬中毒に苦しみながらも、ロルナを希望の光に立ち直ろうとしていた。そんな彼を見ているうちに、ロルナは次第に彼を受け入れていく。ある夜、想いが通じて2人は結ばれる。ロルナは、クローディ、そして2人の間に生まれたばかりの愛を守ろうとするのだが――。第58回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した『ある子供』に続き、ダルデンヌ監督とジェレミー・レニエがタッグを組んだ一作。
ジャン=ピエール・ダルデンヌ
リュック・ダルデンヌ