刺激のない日々の中で、その隙間を埋めるために男たちと体を重ねるアコ(前田綾花)。だが、それはただ虚しさを残すだけ…。いつしか全ての感情を封印するようになり、男たちから“不感症”のレッテルを貼られてしまうアコ。そんなある日、行きつけのダーツバーでゲームを始める。それは、持ち前のダーツの腕前を武器に、次々と男を捕まえていくゲーム。いつしか、アコは自分の体を賭けて繰り返される駆け引きに刺激を感じるようになる。そして、そのゲームの罠はどんどんエスカレートしていく――。生きる意味を貪欲に探し続ける切ない乙女の物語。
松田礼人