看護師の裕子(加護亜依)は、芙季絵という少女の担当を任されてから、奇妙な体験をするようになる。検査の結果、芙季絵の体内に「嚢腫」が発見される。産まれてくることのできなかった者の怨みが少女を蝕み、そして周囲の人々を呪っていく。裕子の隣人は黒い少女によって捉えられ、芙季絵の父は殺人を犯し、そして狂っていく。芙季絵の母・季和子が霊力を持つ妹・真理子に縋り、除霊は成功したかに思えたが、それは最悪の「呪怨」の始まりだった――。産まれてくることのできなかった者の怨みが、想像を絶する“怒り”となって人々を呪い殺す。『呪怨 白い老女』と同時上映。
安里麻里