農村での生活を捨て、生き延びるためのわずかなお金を握りしめ、大都会ダッカへ足を踏み入れた少年・ラジュ。そこでラジュはダッカの路上で暮らすストリートチルドレンと出会い、彼らの元締めであるイアシンという男のもとに連れて行かれる。イアシンはダッカの暗闇を象徴するような男であり、子どもたちを使って様々な違法取引を行っていた。ラジュも自分がしている悪事に気づかないまま、イアシンの手先になっていってしまう。そんな中、路上に捨てられた少女・ククもイアシンの餌食となり、ダッカの闇の生活に落ちていってしまう――。
シュボシシュ・ロイ