震災を子供のころに体験し、いまは東京で暮らす勇治(森山未來)と美夏(佐藤江梨子)。「追悼のつどい」に参加するため、前日に神戸に降り立ち偶然知り合った2人は震災15年目の朝を迎えるまでの時間を共に過ごすことになる。震災による心の傷に向き合うため参加を決意した美夏に対し、出張の途中に“なんとなく”神戸に降り立っただけだと言い張る勇治だが“ある場所”に差し掛かったとき、勇治が長年抱え込んできた過去を美夏は知ることとなる――。2010年1月17日、阪神・淡路大震災15年特別企画としてNHKで放送されたドラマを劇場にて公開。
井上剛