死刑事件を請け負う弁護士は少ない。“極悪人の代理人”“人殺しを弁護する人でなし”世間から様々なバッシングを受けるだけでなく、人命が奪われた事件を通し、加害者と被害者双方の悔恨や悲嘆に苦悶することになるからだ。それでも、安田は死刑事件の弁護を引き受け続ける…。
齋藤潤一