人々が穏やかな生活を営む、とある岬に立つ小さなカフェの店主・悦子(吉永小百合)。ある日、彼女の甥の浩司(阿部寛)は、花農家・孝夫の結婚式で悦子に絡む酔っ払いを相手に暴れてしまう。岬カフェに戻ったもの、怒り心頭の悦子と意気消沈の浩司。そんな彼らを見かねた常連客の不動産屋・タニさん(笑福亭鶴瓶)は、「キャッチボールをしよう」と2人に提案する。最初は、浩司とタニさんのキャッチボールだったが、何でも屋を営む浩司に仕事依頼がきたため、何と悦子に交代。悦子はキャッチボールをしながら、長年心配りをしてくれたタニさんに感謝の言葉をかける…。
成島出