2003年、アメリカ・ネブラスカ州。インペリアル市という小さな町で、牧師を務めるかたわら、小さな修理会社を営んでいるトッド(グレッグ・キニア)。ある日、3歳になる長男のコルトンが高熱と嘔吐を繰り返し、病院に緊急搬送される。病名は「穿孔(せんこう)虫垂炎」。2度の手術をするが、コルトンは生死の境をさまよい、医師からは「できることは何もない」と告げられてしまう。絶望の淵に立たされたトッドは、“神”に「あなたは、私の息子を奪う気か?」と叫ぶしかできなかった。だが、やがて奇跡が起こったのか、コルトンは一命をとりとめる。しかし、元気になったコルトンはトッドに「天国を旅してきた」という話を始めた。それは、聖書の内容とあまりにも一致する天国の描写だった…。
ランドール・ウォレス