過激化する組織犯罪に対抗するため、警視庁と防衛省は極秘裏に提携して重火器の無効化という防御能力と、絶大な攻撃力・機動力を持つ特殊装甲「ポリマースーツ」を開発していた。しかし、身につけたものが人知を超越した力を手に入れられることに危険性を感じた当時の警視総監は開発を中止。しかし月日が経ち、新たな指示により、警視庁はポリマースーツの開発を再開する。だがテスト版スーツのうちの3体が盗まれしまい、犯罪に使われ出す…。悪用されるスーツを奪還するため、手元に残った完全版である1体を使うしかないが、これを起動させるためには、ある男の「声」が必要なのだ。その男とは、破裏拳流奥義を身につけ海外を転々と渡り歩く男・鎧武士(溝端淳平)であった――。
坂本浩一