ある冬の日、高校生のエキデはポケットの中に入っていたラブレターを過保護な母に発見されてしまう。送り主は同級生のメルダンだと思い込んだエキデは、もう家に来ないようメルダンに告げる。しかしメルダンは、送り主はクラスの優等生ではないかと疑う。一方、エキデの母は、夫の酒癖に嫌気がさし、離婚を考えている。エキデは「両親が別れれば自由になれる」と離婚に賛成だが、母は何かと理由をつけて夫との話し合いを始めようとしない。
エメットジャン・メメット