昭和45年春、金沢。快活な女子高生、麻井由似子(本仮屋ユイカ)のクラスに美しい転校生・叶小夜子(鈴木杏)がやってくる。小夜子は呪われた“天女の血”を引くといわれる旧家・叶家の娘。由似子を始めとする周囲の人間は小夜子の持つ不思議な魅力の虜になってゆく。叶家と土地の買収を巡って対立関係にある新興の遠野家の息子である暁(深水元基)とその義理の弟・涼(勝地涼)もまた彼女の中にある魅力に心奪わてゆくが、周囲によって小夜子と暁の政略結婚が進められてゆく中、彼らの周りで変死事件が相次ぐ…。吉田秋生原作の人気漫画を映画化。
及川中