建設会社のエリートだった家弓修平(船越英一郎)は、長年の夢であった方言研究をするために会社を辞め、東京から大阪まではるばるやって来る。しかし大阪は修平にとって異国の地。のっけから下宿先「樋元商店」のおかみさん・千春(京唄子)を筆頭に、“おばちゃん”という外国人たちが立ちはだかり、ブンブン振り回される。職場の大学では生徒たちにコケにされ、妻(南果歩)にも愛想をつかされ、下宿先ではおばちゃんたちにメタメタにされる修平の日々…。唯一の安らぎは、向かいのアパートに住む麻衣子(misono)との時間だった。そんな中、実は借金まみれだった樋元商店に、とうとう地上げ屋の魔の手が迫ってくる! 商店がなくなれば、みんなの井戸端会議場がなくなってしまう! おばちゃんたちの絶体絶命の危機! さあ、どないする!?
田中誠