良き父・良き夫として誰もがうらやむ人生を送っているかのように見えたブルックス(ケビン・コスナー)。そんな彼には恐るべき秘密があった。それは彼が、“指紋の殺人鬼”と呼ばれる天才連続殺人鬼だということ…。だが、ブルックスはある日、抑え切れない殺人の衝動と葛藤しながらも、殺人に終止符を打つ決意をする。だが、最後と決めた犯行で彼は初めてミスを犯してしまう。それからブルックスの運命の歯車が狂い始める。これまで完璧に犯行を繰り返してきたブルックスは、殺害現場をカメラマンのスミス(ディーン・クック)に目撃され、意外な取引を持ちかけられる。さらには、最愛の娘の妊娠が発覚し、重大な隠しごとが判明する。さらに女性刑事・アトウッド(デミ・ムーア)にマークされる始末。そして、ブルックスは全てを終わらせるため、最後の完全犯罪を実行する――。
ブルース・A・エヴァンス