遺伝子学者ブルース・バナーは、実験中に致死量のガンマ線を全身に浴びてしまう。やがて彼の体内で変異が起き、“怒り”の感情を抱いた時、彼の身体は緑色をした醜く、巨大なモンスター“ハルク”へと変身してしまうようになった。ブルースの意識をなくしたハルクは、彼を捕獲しようとする軍の最新兵器を搭載したヘリやジェット機の攻撃も恐れず、戦車の砲弾さえはね返してしまう。もはや誰にも止められなくなったハルクだが、ブルースの元恋人である女性科学者ベティーだけはハルクを信じ、なんとか救おうとするのだった。
アン・リー