1940年代、日本統治下の台湾で、一人の日本人教師と台湾人の教え子が恋に落ちる。だが、日本が敗戦し、教師は帰国することに。彼は船上から彼女への想いを手紙に綴る。それから60年後の現代、台湾最南端の町・恒春で郵便配達のアルバイトをする少年・阿嘉はある日、郵便物の中に、いまは存在しない住所・海角7号宛ての手紙の束を見つける。それは、60年前、日本人教師が恋人に宛てた手紙だった――。国境を超えた恋愛を描いた、ラブストーリー。台湾映画史上、歴代一位のヒットを記録した。
ウェイ・ダーション
1940年代、日本統治下の台湾、そして60年後の現代を舞台に、国境を越えた切なくも美しい恋物語を描いた『海角七号 君想う、国境の南』が先日、日本で公開を迎えた。