1906年、パリ。富と名声を得た元ココットのレア(ミシェル・ファイファー)は40代にしてなお輝き続け、引退し優雅な生活を送っていた。一方、レアの元同業のマダム・プルーの1人息子・シェリ(ルパート・フレンド)は、19歳で既に女遊びにも飽きているほどの“問題児”。マダム・プルーの策略で、二人の仲は取り持たれたが、「2人は不釣合い」とゴシップ好きの仲間たちの激しい非難を浴びていたはずのレアは、不覚にも6年も一緒に暮らしてしまう。やがて、シェリの挙式を突然告げられた時、レアは一生に一度の愛だったことにはじめて気づくのだったが――。
スティーヴン・フリアーズ