美人プロデューサーから依頼された“愛と感動の裁判映画”の脚本を書くために、三流ライター・タモツ(設楽統)は生まれて初めて裁判所に足を踏み入れる。しかし、裁判所では、掘った大根をめぐって友人を撲殺した事件、AV3本の万引き犯、ニワトリトレーナーのひき逃げ犯などワイドショーのネタになるようなものばかり。そんな中、傍聴マニアたちと行動を共にしていたタモツは美人鬼検事・マリリンになじられ…。
豊島圭介
バナナマン設楽統と裁判。と聞いて「スキャンダルか?」と思いきや、さにあらず。裁判所に足繁く通いナマの裁判を傍聴し、その様子を描いた北尾トロのエッセイ「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」が映画化され、設楽さんは主人公で、映画の脚本作りのために裁判を傍聴する三流ライターのタモツを演じているのだ。公開を前に映画初主演、生まれて初めての裁判傍聴などなど、心の内をたっぷりと語ってくれた。