田舎町の保安官助手ルー・フォード(ケイシー・アフレック)。一見、とてもハンサムで、魅力的で、住民から頼られる存在である彼の内には恐ろしく陰鬱な殺意が秘められていた。職場でも勤勉で、長年連れ添っている純朴な恋人(ケイト・ハドソン)にもその姿は見せず、心の奥底に封じ込めてきた。しかし、ある日出会った娼婦(ジェシカ・アルバ)が引き金となり、彼の本能に火がつく。長年封じ込めてきたその衝動がついに目覚めたとき、彼の頭脳は、周囲に巧緻な罠を張りめぐらせる…。アメリカ・ノワール小説の鬼才ジム・トンプスンの作品を映画化。追うもの、追われるもの、それぞれが抱える秘密とは――?
マイケル・ウィンターボトム