「なにそれ、マジで言ってんの?」自分の父親に思いを寄せる親友マヤの突然の告白に、あきれる妙子。笑い飛ばす母親ミドリとまんざらでもない父親恭平。しかし親友はその日をきっかけに、猛然と父親へのアタックを開始する。人間関係も常識もかえりみず唖然とする純愛は、家族、恋人、愛人、先生、同僚を巻き込んでめくるめく恋愛模様を繰り広げるーー。
山内ケンジ