アメリカ南西部モハーベ砂漠。日中には気温 50 度を超え、街まで 150 キロ離れた広大な砂漠地帯でト レッキング・ガイドをする青年ベン(ジェレミー・アーヴァイン)。彼のもとに、ある仕事の依頼が舞い込む。 趣味の狩猟を楽しむために訪れた大富豪マデック(マイケル・ダグラス)のガイドだ。砂漠を進んでいく二人だが、狩猟ポイントに着いた瞬間、興奮したマデックが崖上に見えた物陰に発砲。駆けつけたベンが 目にしたのは、銃弾に倒れた探鉱者の死体だった...。すぐに事故を通報しようとするベンに対し態度を 急変させたマデックは、彼の衣服を剥ぎとり素っ裸のまま砂漠に放り出し、離れた場所からライフルの照準をベンに合わせた。それは、豹変したマデックが仕掛けた< 人 間 狩 り ゲーム>の始まりの合図だった。突如として<獲物>とされたベンは、砂漠ガイドとしての知恵と生存本能を武器に生き残りを懸ける。息詰まるスリルとサスペンスの果てに、ベンを待ち受けるのは「生」か「死」か―。絶体絶命の壮絶なる逃 亡劇が幕を開ける。
ジャン=バティスト・レオネッティ