1945年5月、デンマーク。ナチス・ドイツ降伏のあと、ドイツ軍が海岸線に埋めた地雷撤去のため、捕虜のドイツ兵たちが駆り出されたが、その多くが10代の少年兵たちだった。彼らは爆弾処理の最低限の訓練しか受けないまま、 200万個の地雷処理のためにデンマーク西海岸へと送られる。そこで彼らを迎えたデンマーク軍軍曹ラスムスンは、5年間に及ぶ残忍な侵略を受け、ドイツ人たちを憎悪し、罰してやろうと、少年兵たちに食べ物も与えず、地雷を探させるため毎日浜辺に向かわせていた。しかし、一人、また一人と撤去失敗や誤爆によって目の前で死んでいく年若い少年兵たちを見るうちに、ラスムスンは葛藤を感じるようになる…。
マーチン・ピータ・サンフリト