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マギーズ・プラン

マギーズ・プラン–幸せのあとしまつ-

提供:松竹株式会社

ニューヨークに暮す男女3人の、ちょっと“こじれた”三角関係を軽やかに描いたハートフル・コメディ『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』シネマカフェでは個性的だけどどこか共感できる作品とキャストの魅力、本作を通して見えるヒロイン・マギーの、リアルな恋愛・結婚・そして、家族の幸せのかたちを特集します。

夫を前妻に返却!?
なんだか愛おしい三角関係と、その周りの人間関係に注目!

マギーズ・プラン–幸せのあとしまつ-
マギーズ・プラン–幸せのあとしまつ-

ニューヨークの大学で働くアラサー女性のマギー。自分に恋愛は向いていないから、結婚を飛ばしてシングルマザーになるという突飛なプランを思いつきます。やがて、イケメンの文化人類学者ジョンと結婚し、念願だった子どもを授かり、順風満帆…のはずが、結婚生活に不安を覚え始め、むしろジョンは元妻であるジョーゼットと一緒にいたほうが幸せなのでは?と思い始めるように。「夫を元妻に返品しよう!」とこれまたとんでもない計画を思いつくのです。ここから、3人のちょっと“こじれた”三角関係がはじまります。

マギーがどんなに完璧な計画を立てたとしても、なにか不具合が起こる事はつきもの。そんな時、良き理解者の存在はとても重要。友達のトニーとフェリシアの夫妻は、まさにそんな役どころ。マギーの悩みを訊いたり、時に叱ってくれたりする姿は、自分の人生をともに歩んでくれているようで、観てる側もほっとする唯一無二のパートナーといえます。

“こじらせ女子”マギーが考案した
とんでも人生プランとは?

マギーズ・プラン–幸せのあとしまつ-

そうだ、夫を元妻に返品しよう! マギーが思いついたこんな突飛なアイディアを発端に、新しい家族の在り方を見つけていく男女を描いた『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』。独創的な物語、ニューヨークの街並み、ファッションなど数ある本作の魅力のなかでも、まず注目すべきは常識にとらわれず幸せを掴もうとする大人たちの可愛らしさでしょう。

マギーはニューヨークにある大学のアーティスト・コーディネーター。運命の相手をさがしているのに、30歳を過ぎてもお付き合いは6カ月もてばいいところ。友人の協力を得てシングルマザーになる決意した矢先、知的でイケメンの文化人類学者ジョンに出会います。ところが、彼にはコロンビア大学の教授を務めるインテリ妻が。それでもマギーはジョンに恋し結婚。しっかり子供を授かってしまうのです。その先には幸せな結婚生活が待っている…はずが、処女作執筆中の彼のお世話係&母親業にてんやわんやで、こんなはずじゃなかったと不安に。そこで思いついたのが、夫を元妻に“返品”することだったのです。

なんでそうなるんだ!と驚く周囲(&観客)をよそに、これがいいアイディアだと信じて疑わない彼女はとんでもない人生プランを実行に移します。そう、マギーはあえて物事を複雑にしていく“こじらせ女子”の典型です。その根底にあるのはおせっかい。しかも、思い込みだって激しすぎ。それでも誰もが彼女を憎めないのは、自分だけでなく周りの人の幸せも願っているからなのです。

とはいえ、夫ジョン、彼の元妻ジョーゼットは、常識ではありえないマギーのプランに巻き込まれ大騒動。その反応が、可笑しいやら切ないやらで、本作の大きな見どころのひとつとなっているのです。自分ならどうするかな?と考えながら、マギーらしい“幸せのあとしまつ”を眺めるのがお勧めです。

マギーズ・プラン–幸せのあとしまつ-

ニューヨークを舞台に描かれる
恋愛、結婚、そして新しい家族のカタチ

マギーズ・プラン–幸せのあとしまつ-

流行の発信地でもあるアメリカ、ニューヨーク。アート、音楽、料理、ファッションなど、これまでも常識にとわれず、新しい概念やトレンドを生み出してきました。本作ではこの街のなかでもとりわけ、自由とクリエイティビティを象徴し、多くの才能を輩出してきたエリア、グリニッチ・ヴィレッジを舞台に、新しい家族のカタチが描かれていきます。

マギーが務めるニュースクール大学や、マギーがジョンと彼が執筆中の処女小説について語り合うワシントン・スクエア・パーク、同パークのグリーンマーケット、二人が公園で食べるマグノリアベーカリーのカップケーキなど、“ヴィレッジ”らしい風景の中、自由な精神で人生を歩んでいこうとするマギーが、自分らしい恋愛、結婚、そして自分らしい幸せのカタチを見つけようとする姿が印象的。彼女を通して見えてくるのは、普通ならありえないアイディアも、固定観念を捨て去り自分軸で判断してみれば、案外それがベスト・アイディアなのかもということ。

とはいえこの物語は、マギーを始め、常識にとらわれない風変りな人物たちを、温かく包み込めるヴィレッジだからこそ生まれ得たのかもしれません。ニューヨークだから、ヴィレッジだから、そして彼らだから生み出せた新しい家族の在り方を観れば、あなたにも、既存の枠にとらわれない新しい幸せの可能性が見えてくるかもしれませんよ。

マギーズ・プラン–幸せのあとしまつ-

監督・脚本レベッカ・ミラーが語る本作の魅力とは

マギーズ・プラン–幸せのあとしまつ-

本作のストーリーは、どこから着想を得たのですか?

親友のカレン・リナルディが、私が映画にする本を探していた時に「私が書いている未出版の本があるんだけど」と教えてくれました。その本は当時まだ完成していませんでしたが「もしかしたら映画にできるかもしれない部分がある」と言うのです。彼女はマギーの章だけ送ってくれたのですが、そこには、ジョーゼットと、ジョンとマギーの三角関係が描かれていました。プロット的に脚色した要素はたくさんありますが、人を惹きつける魅力をもったストーリーがあったのは本当にうれしいことでした。

本作を一言で説明すると、どんな映画でしょうか?

ある女性が既婚男性と恋に落ちるも、何年か経って、やっぱり彼は前妻にぴったりだったと気づき、さあどうするか?というのが主題です。おとぎ話のようでありながら、妙にリアリティがありますよね。観ている人の多くが「なるほど、悪くないアイデアかも」と思うんじゃないでしょうか。そのアイデアの一部は、実はジュリアン(ムーア)とお茶していた時に聞いた話からヒントを得たのです。彼女の友人が再婚し2度目の家族をもち、あちこちの子供との旅行の企画や手配に腐心して「こんなはずじゃなかった」と感じているというのです。そうなってしまうと「この再婚は、こんな苦労をするほどの価値があるんだろうか?」と考えるようになりますよね。恋愛感情が消え、日々の生活の現実的な問題だけが残ってしまうということです。

でもこの作品の感動的なところの1つは、登場するすべての人々が、結局は持ちつ持たれつの関係にあるという点です。皆がある意味互いの面倒を見ている。それは、とても美しいことなのではないかと私は思います。私たちは皆、互いのギャップを埋めようとするところがあるし、人間の本能で、家族を作ろうとする。そうしてできた家族が、当初意図した形ではないかもしれないし、再編成もあったりする。それでも、最後にはどうにか落ち着くものだと思うのです。たとえそれが少し変わった形であっても。

監督は今回脚本も兼務していらっしゃいます。グレタ・ガーウィグやイーサン・ホークも監督や脚本など製作分野で活躍していますが、今回一緒に仕事をされて、何かシンパシーを感じた事、本作に与えた好意的な影響などはありましたか? 

二人ともとても協力的だし、物語を語る上で効果的な演技を判断するのに長けています。例えばラブシーンはいつも大変で、どうやって撮影するかに困るもの。だから二人のラブシーンを撮るとき、たくさん話し合ってリハーサルを重ねました。グレタが長いパジャマを着ているシーンで彼が崩れ落ちるのはグレタが考えたことだし、そのあとにひざまづくのはイーサンのアイデアだったと思います。素晴らしい絵ができたところで、緊張感やリアリティを出しつつそれをどのように撮るかは私の仕事でした。あの映像は三人のコラボレーションだったし、それが可能だったのは彼らが作り手の経験があるからだと思います。

ほかにももう一つ。この作品は大部分脚本に忠実で、あまり即興はありませんでした。でも二人がベッドにいて、正面から彼らを撮ってるシーンで突然ひらめいたんです。監督って、常に作品全体のことを考えながらシーンを撮っているものなのですが、頭の中で全体像を描いていたら、このシーンでもう一つ何か、マギーが耐えられないと思うようなことをジョンがしないと、って思いました。「何か事件がないと。」って。ジョンがしつこく彼の本について話し続けるのはどうだろう、と思ったけどそれじゃダメで…。それで二人に相談をしました。この映画はすごく限られた時間で撮ったので、あんまり考える暇はなかったんですが、ちょっと考えようと私から提案をしました。するとグレタが、ヴィレッジヴォイスに載っている、彼女が大好きな星座占いがあって、ある時友達に「あなたの星座読もうか?」って言ったら「いいえ」って言われて、すごく失礼だと思ったって。それを聞いて私は、「それやろう、ベッドに入って!」ってあのシーンを撮ったんです。

結果的に、あの何気ない小さなシーンが、日本のポスターにも使われています。あれは、私のお気に入りになりました。セリフもほとんどない小さな一瞬が、すごく多くを語ってるでしょ?あれは二人が作り手の感覚を持っているたとえの一つです。ジョンの読む本をパリ・レビューという雑誌にしたのはイーサンのチョイスで、これは偶然だけどこの後ジョーゼットの家のテーブルにもパリ・レビューが置いてあるシーンが出てくるから、二人の趣味が同じってことをさりげなく表すことにもなっています。

今回の製作現場においては、監督の“プラン”通りに行ったのでしょうか?また、その中で何か思い出深いエピソードがあれば教えてください。

この仕事にプランは必然で、私はすごくラッキーだったと思います。うまく行った例えとしては、話の中に大雪のシーンがあり、2月に始まった撮影は、このシーンを撮る頃には3月になっていたから、周りの人に「もし雪が降らなかったらどうするつもり?」って聞かれました。だから、私は代理プランを用意していて、雪がなければハリケーンという想定にして、木の枝なんかをまき散らそうと思っていたんです。そのシーンの撮影現場に向かっている車中、雪が降りだして。しかも豪雪になり、私はバスの中からジュリアン・ムーアに携帯メールで「雪が降ってる!」って送ったのを覚えています。前の晩にも降ったらしくて、当日も降ってたから、十分すぎる雪があって、あれが私のプランが強運に救われた一番すごいストーリーですね。

シネマカフェは、マギーと同じくらいの年齢の女性がメインの読者層なので、この映画を観て、マギーやジョーゼットの不器用だけど自分の幸せを求めてまっすぐに進む生き方に元気づけられると思います。この映画を製作された監督として、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

全てが自分の責務だと思わないこと。ほかの人に助けてもらうことも重要。自分はなんでもできるわけじゃない、と気づくことは謙虚になることでもあるんです。なんでもできると思うのはエゴでもあるから。できないこともあると認めるのは謙虚なことなんです。

この映画は結果的にロマコメの王道のような結論に至るけど、一方でいろんな家族の形を示してもいます。この作品の大好きなシーンの一つに、二人の女性が一緒に暮らしているところで、ジョーゼットが「今日が金曜日で良かった」っていうシーンがあります。二人が敵同士って言う設定から始まったのに、しまいには誰がどの子をスケート場に連れていくかを話してるって言うのが最高なんです。必要ならこの人たちで家族を作って問題解決すればいい、って気が付くっていう。結論としては、男と女が生き延びるために一緒にいる必要がなくなったとしても、一緒にいないと家族は作れないってこと。選んで一緒にいる、っていうのが違うところです。考え方によっては、選んで一緒にいる方が美しいと思います。

でもそれは選択をするということ。だからそれは、一つの考え方の終わりと、新たな考えの始まりを意味しているんです。

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ポストカード&プレスセット×5名様

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ポストカード&プレスセット

マギーズ・プラン–幸せのあとしまつ-

文化人類学者ジョンと出会い、恋に落ちたマギー。ジョンの妻ジョーゼット(ジュリアン・ムーア)は教授として働くバリバリのキャリア。家庭を顧みない妻に疲れ果てたジョンは離婚を決意、自分の小説を好きだと言ってくれるマギーと再婚する。数年後――娘も授かり、幸せに見えた2人だが、仕事も辞め小説家の夢を追い続けるジョンとの結婚生活にマギーは不安を感じ始める。一方、忙しいジョーゼットの子どもたちの面倒も見るうち、彼女とも親しくなったマギーは、“夫を前妻に返す”ことを決め…。

  • 監督・脚本:レベッカ・ミラー
  • 出演:出演:グレタ・ガーウィグ、イーサン・ホーク、ビル・ヘイダー、マーヤ・ルドルフ、トラヴィス・フィメル、ジュリアン・ムーア
  • オフィシャルサイト: http://maggiesplan.jp/
  • ©LILY HARDING PICTURES, LLC

1月21日(土)全国ロードショー

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