『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』北川景子インタビュー

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世界中でヒットを記録してヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカーというスターを輩出した『ワイルド・スピード』シリーズ。なにより私たち日本人は限界ギリギリにまでチューンした日本車がアメリカの若者たちを熱狂させているということに驚かされた。そんなシリーズが第三弾にして本家日本に上陸。

主人公は車の暴走事故のせいでアメリカの高校を退学させられ、父親を頼って日本の高校に編入したショーン。演じるのはルーカス・ブラックだ。子役時代から変わらない鼻っ柱の強そうな面構え。最近では『ジャーヘッド』などで印象的な兵士を演じるなど、ハリウッドの次代を担う若手の一人だ。

無類の車マニアのショーンは同級生に東京の深夜の地下パーキングに連れ出される。そこはスピード狂たちが集う地下組織だった。そこに君臨するのはヤクザとつながりを持つD.K.。彼はショーンに勝負を挑む——。地下組織のカーメカニックであるレイコを演じた北川景子にお話をうかがった。

インタビューの場に彼女が入ってきた瞬間に我が目を疑った。小さな顔にはっきりとした美しい目鼻だち。手足もあくまでも長く細い。正に日本人離れした華やかな容姿の持ち主だ。だが映画の中の印象と違うのだ。映画の中では黒髪に地味なメイクで…。
「あ、メイクはしてないんです。ノーメイクです。髪も黒くしてたんです」。

特に指示があったわけではなく、自身の判断でそうしたそうだ。確かにメカニックの女性があまり派手なのは違和感がある。この役作りが功を奏している。地下組織に集まっている女性たちは日本では見かけないようなド派手な服装にきついメイクばかりなのだ。聞くと彼女たちはほとんどがアジア系アメリカ人だと言う。その画面の中に居ると彼女の黒髪と白い顔が際立つ。役作りの勝利だろう。と思いきや彼女には気負いがなかったようだ。「ハリウッドがどんなに凄いところなのかってことも良く分かってなかったんです。事務所の人が私のプロフィールをアチラに送っていたみたいで、“『ワイルド・スピード』に出ることになったから、これ見ておいて”ってシリーズの前2作のビデオを渡されて。十日後にはロサンゼルスに行ってたんですよ」。

驚愕のハリウッドデビューだが、彼女には意外な気がかりがあったようだ。
「通っている大学に女優の仕事をしているって言ってないんです。芸能と関係のない経済を勉強してて、撮影で三ヶ月も休んでしまうと落第してしまいそうだったんです。だから教科書や参考書を沢山持って行って撮影の合間にはロサンゼルスのホテルでレポートを書いてました(笑)」

モデルとして業界に入った彼女だが最近では『間宮兄弟』に出演するなど女優の仕事が増えている。彼女から見たハリウッドと日本の映画の象徴的な違いはカメラの数だそうだ。「日本だと一台とか二台ですよね。だからどのカメラに向かって演技すればいいか分かるんですけど、ハリウッドだとグルリとカメラに囲まれてる感じでどこで撮られてるか分からないので、常に緊張してるんですよ」。

本作のジャスティン・リン監督はカンヌ国際映画祭でグランプリに輝いた韓国映画『オールド・ボーイ』のハリウッドリメイクのメガホンをとることになっている。彼女にもチャンスが巡ってくる可能性がある。
「いえ、私なんかよりちゃんと演技を勉強した人が他にたくさんいますし(笑)」

なんとも謙虚な答えだが若く瑞々しい時期にしか出来ない役柄もある。彼女のチャレンジ精神に期待したい。

《text:Akira Sano》

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