Lの次はおちこぼれ音大生『神童』松山ケンイチ、成海璃子舞台挨拶

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『神童』萩生田宏治監督、成海璃子、松山ケンイチ、三浦友理枝、清塚信也 完成披露試写会舞台挨拶
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さそうあきらの漫画を原作に、天才ピアニストの少女が音楽を通して新しい世界を見出していく姿を描く本格クラシック音楽映画『神童』。本作の完成披露試写会・舞台挨拶が12月11日ヤマハホールにて行なわれ、萩生田宏治監督をはじめ成海璃子、松山ケンイチら出演者、また三浦友理枝、清塚信也ら音楽面から映画をサポートした面々がそろって登壇した。

クラシック音楽が添え物ではなく核として映画を動かしていく本作では、ピアノが影の主役。主演の成海さんは「ピアノは小学生でやめてしまったので、今回猛練習して勘を取り戻しました。一番苦労したのはラストのコンサートシーン。撮影に3日くらいかかり、オーケストラとの共演にとても緊張しました」と、“神童”として大人の期待を背負う天才ピアニスト・うたを演じるプレッシャーを語った。

またおちこぼれ音大生ワオを演じ、「この中で一番ピアノが弾けないのは自分」という松山さんは、「ベートーヴェンの『熱情』という曲が難しいのですが、練習中に先生から『(マスターするのに)20年はかかる』と言われました。5月の撮影に向けて練習している最中の1月に、20年って言われても…(笑)。清塚さんの指導がなかったら何も出来なかったので、ありがたく思います」とその苦労を語った。

一方主演2人のピアノを指導した清塚さんは「勘がよく、何も言わなくても弾いてみせるだけでコツを盗んでくれるので、さすがプロは違うなと思い、またアーティストとしては同じセンスを感じました」とべた褒め。吹き替えピアノ演奏シーンについては、「本業のピアノはかなり良い演奏ができたので、そちらもお楽しみください」と、ドラマ「のだめカンタービレ」で玉木宏のピアノ吹き替え演奏も担当するプロのピアニストとしての自信をのぞかせた。数々のコンクールに入賞するピアニストであり、今回うたのライバル・こずえ役で映画初出演を果たした三浦さんは「弾くシーンは本業ですが、セリフはどうだったか心配でドキドキしています。また想像を絶する大勢のスタッフによって、ひとつの映画が出来上がることに感動しました」と初めての体験に感銘を受けた様子だった。

実は萩生田監督も映画のために近所のピアノ教室に通い「“ド”がどこにあるか」から学んだそう。「原作を読んで、人と人とが言葉でなく音楽を通して分かり合えることに心の底から感動したので、音楽そのものがセリフみたいに思えるよう撮りました」と、クラシック音楽漫画の金字塔である「神童」を映像で表現するにあたっての想いを語った。

「うたという役は幼い時から孤独だけれど、音楽を通じてたくさんの大切な人と出会っていく物語がみなさんに伝われば嬉しい」と語る成海さん。そんな彼女に「ものすごくお芝居に真剣で、本当に尊敬しています」と見つめられ、照れるあまり激しく動揺する様子が観客の笑いを誘った松山さんは、「ワオとうたは言葉ではほとんどしゃべらず、音楽で通じ合っている。そういう力を持っているのが芸術なので、感覚的なものを大切にして演じました。僕は上がり症で芝居に力が入りすぎてしまうのですが、成海さんといると自然に力が抜け素でワオでいられたので、すごく助けられました。彼女は本当に勘が良く感覚的に役を取り入れていたし、そういう感覚は音楽にも通じるので一緒に出来てよかったです。限界までリアルな日常を感じられる芝居が、この作品にはたくさんあると思います」と、“音楽”と“芝居”という2つの芸術が融合する本作の見どころを語った。

自らはクラシック音楽に明るくなかったものの、映画を通してその刺激的な世界を知ることができた、と告白する萩生田監督は、「クラシック音楽が好きな方はもちろん、馴染みのない方にも楽しんでいただける仕上がりになったと思います」と観客へのメッセージを贈った。
《text:cinemacafe.net》

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