舞台挨拶で「ハラヘッタ?」陽気な笑顔のサム・リーが寝不足で熱演!

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『ドッグ・バイト・ドッグ』初日舞台挨拶にて「オツカレサマデシター!」とにこやかなサム・リー
  • 『ドッグ・バイト・ドッグ』初日舞台挨拶にて「オツカレサマデシター!」とにこやかなサム・リー
  • 『ドッグ・バイト・ドッグ』初日舞台挨拶にて サム・リー
  • 『ドッグ・バイト・ドッグ』初日舞台挨拶にて自らポスターを持ちカメラに向かって手を振るサム・リー
昨年の東京国際映画祭でタランティーノや北野武に続く逸材だと称されたソイ・チェン監督。その過激なバイオレンス描写から“香港の三池崇史”として注目を浴びている彼の最新作『ドッグ・バイト・ドッグ』が8月11日(土)に初日を迎えた。本作でエディソン・チャン扮する殺し屋を執拗に追いつめる刑事・ワイを演じたサム・リーが来日し、舞台挨拶を行った。

「オハヨウゴザイマス。オヒサシブリデス。アノー、ハラヘッタ? ゴハンイキマショウ!」と、いきなり日本語で挨拶をしたサム。場内の女性客のハートを、いきなりガッツリ掴んでしまった! この『ドッグ・バイト・ドッグ』は、殺し屋に相棒を殺された刑事とその殺し屋のサバイバル劇。サム自身は「初めは殺し屋の役をやりたいと思った」そうだ。「でも監督に『君が殺し屋をやると普通の役になってしまう。だから今回は刑事をやってほしい』と言われたんです。殺し屋はほとんどセリフがなくて、表情と身体だけで表現しなければならなくて難しいと思ったので挑戦したかったんです。でも実際にやってみると内面的な演技の多い刑事の方が大変だったと思いました」と、ワイというキャラクターについて語ってくれた。

殺し屋に相棒を殺され、逃げられたことも重なって復讐の鬼と化していくワイ。その役作りには、かなり苦労したそうだ。「まず最初にこの脚本をもらって何度も何度も、これまでにないくらい繰り返し読みました。どんなキャラクターにしようかいろいろ考えて、現場でも監督と相談して準備しました。もちろん今までの映画でも真面目にやっていたんですが、今回は特に真面目にやりました。しかも、撮影のときはほとんど眠れなかったんです。毎朝5時に撮影が始まって、終わった後に夜中の3時くらいまで脚本を読み返して。そして、ちょっと寝ようかなと思ったら、電話で起こされて現場に行く。もうほとんど寝てなくて、ふらふらな状態でした。でも実は監督は、そういう演技がほしかったらしいんです。“ちょうど良かった”と言われました(笑)」。

これまでにも何度か共演しているエディソンについて「(共演は)サンカイメ(3回目)デス」と答えてくれたサム。「今までは、割とライトな作品での共演だったので、撮影の合間におしゃべりをしたり、一緒に食事したりしていました。でも今回は非常にシリアスな作品なので、撮影の合間や撮影後、エディソンは自分のテンションを維持するために、さっさと自分の車に戻ってしまって、僕も自分の次の芝居でどういう演技をするか考えるために、自分の部屋に戻ってしまったりして、ほとんど会話がなかったんです。でも今回エディソンと共演してみて、彼はかなり成熟して大人になってきている、演技もかなり上手くなったなと感じました」と、ニコニコしながら後輩の成長を嬉しそうに語るサム。エディソンにとって、きっと頼りがいのある先輩なのだろう。

サムが一番気に入っているシーンはゴミ捨て場でのシーンだそうだ。「あそこはタイで撮影したんですが、バンコクから車で2時間ほどいった郊外なんですが、サッカー場が2、3個入るくらいの広さがありました。ゴミ捨て場なんですけど、景色がきれいなんです。そこで子供たちが犬と一緒にモノを拾って食べているシーンがあるんですが、実際にそういう生活をしている子供たちがいるそうです。それを観た時に僕は、この映画はしっかりやらなければと思いました。そのときの子供たちの表情なども観てほしいと思います」と、アピールしてくれた。

最後もまた、「ミナサン、アイタカッタヨ! 今日はありがとうございました。オツカレサマデース」と日本語で締めくくってくれたサム。単なるバイオレンス映画ではない、目に憎しみだけを宿した男たちのドラマにも注目してほしい『ドッグ・バイト・ドッグ』は新宿武蔵野館にて公開中。
《text:cinemacafe.net》

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