水野美紀「うちの息子はがんばってると泣けてきた」『あの空をおぼえてる』で母親役に

最新ニュース

『あの空をおぼえてる』水野美紀 photo:HIRAROCK
  • 『あの空をおぼえてる』水野美紀 photo:HIRAROCK
  • 『あの空をおぼえてる』水野美紀 photo:HIRAROCK
  • 『あの空をおぼえてる』水野美紀 photo:HIRAROCK
一人の少年が交通事故で亡くなった妹に宛てた手紙の形式で綴られる同名小説を映画化した『あの空をおぼえてる』。愛と生、幸福、そして永遠の別れ…シンプルだからこそ胸に迫る悲しみと、そこから立ち直る家族の姿を描いた本作で、大事な娘・絵里奈を喪い途方に暮れる家族を支える母・慶子という難しい役どころに挑戦した水野美紀に話を聞いた。

「息子の英治がとにかく素敵に描かれている脚本だった」とその感想を語る。
「物語が英治の目線で描かれているんですよね。自分が母親をやるとして、と思って読んだんですが、大変そうだなと思いました。でも、最後にとっても前向きな気持ちになれるんですよね。それから子供たちの会話がすごく生き生きと描かれているんです。実際に出来上がった作品を観ても、学校のシーンとか、子供たちがすごく素敵なんです。そういうことにも改めて感動しました。冨樫監督って、子役を子供扱いしないんです。彼らと同じ目線で語るし、普通に難しい言葉を使って演出したりもなさるんですけど、絵里奈(吉田里琴)と英治(広田亮平)は監督が一つ言ったのを聞いて、それを十くらい芝居に反映させてくるんです。私も(夫の雅仁を演じた)竹野内さんもすごいねーってビックリしました(笑)」。

その冨樫監督の作品への出演について「タイミングが良かった」と笑う。
「すごくしっかり演出してくださる監督で、現場の空気もすごく良い緊張感にあふれていたんです。妥協しない方で、多いときには20テイクくらい撮ったり。でもその前にもテストで10テイクくらいやってるんですよ。本番は平均5、6テイク。その全て、同じテンションを要求されるんです。なんとなく舞台の本番とか稽古に似てるんですよね。この2年くらい舞台をやっていて、そこで同じことを新鮮な気持ちで繰り返し何回もやるっていうのを鍛えられたんです。舞台を何本かやってきた今だから、冨樫監督の演出方法に対応できたのかもしれないなと思いました。これが3年前くらいだったら、監督の要求に応えきれてなかったかもしれません」。

普段、自身の出演作は、どちらかというと俯瞰的に観る。しかし本作では最初の試写で泣いてしまったそうだ。
「自分が映っていないシーンでも、“うちの息子は知らないところでこんなにがんばっていたのか”と思ったら(笑)、本当に泣けてきて感動したんです。子供がいない人でもいろんな人に置き換えて観れると思うんですよね。人間のもろさと強さとが両方描かれているなと思って。幸せであればあるほど、それがひっくり返ったときの悲しみってすごく深い。そういうことも考えさせられたり。それでもがんばって生きていこうという強いメッセージがあると思うんです。だから自分の身近な人たち、いろんな人に置き換えて、愛情とか、命とか、そういうものについて改めて何か感じてもらえたらいいなと思います」。

映画にドラマに舞台、そしてアクションもこなす活発なイメージの強い水野さんの原動力は「好奇心」。
「もちろんアクションも続けたいんですけど、またちょっと違ったキャラクターの濃い役もやってみたいですね。インパクトの強い役でワンシーン、ツーシーン出て印象を残すみたいな役とか。何か面白いことはないかって常に思っているんです。自分を表現したり、モノを作っていくことが大好きですし。現場に行くといろんな面白い出会いや出来事に遭遇するんです。それが楽しみですね」。

《photo:Hirarock》

関連ニュース

今、あなたにオススメ
Recommended by

特集

page top