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松山千春・天才宣言も泉谷しげる「人災だよ!」 “若き千春”大東俊介の心配は髪の毛

30年以上にわたって活躍する歌手の松山千春が、人気絶頂にあった23歳の頃に綴った自伝「足寄より」(扶桑社刊)をベースに映像化した『旅立ち 〜足寄より〜』。すでに松山さんの地元の北海道では全国に先駆けて上映され、大きな反響を呼んでいる本作だが、1月24日(土)の全国公開を前に1月15日(木)、都内でプレミアム完成披露が行われた。上映前の舞台挨拶に、主演の大東俊介をはじめ萩原聖人、泉谷しげる、石黒賢、奥貫薫、伴杏里、ペ・ジョンミョン、林剛史、今井和久監督、そして松山さんも登壇した。

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『旅立ち 〜足寄より〜』完成披露試写会。
『旅立ち 〜足寄より〜』完成披露試写会。
  • 『旅立ち 〜足寄より〜』完成披露試写会。
  • 本人に負けず! 松山千春になりきった大東俊介
  • 2人でほとんど漫才状態
  • 親子です!
  • 髪の毛が心配?
  • 松山さんの“恩師”竹田を演じた萩原聖人
  • ピンクのジャケットで登場した石黒賢
  • 男たちを温かく見守る妻
30年以上にわたって活躍する歌手の松山千春が、人気絶頂にあった23歳の頃に綴った自伝「足寄より」(扶桑社刊)をベースに映像化した『旅立ち 〜足寄より〜』。すでに松山さんの地元の北海道では全国に先駆けて上映され、大きな反響を呼んでいる本作だが、1月24日(土)の全国公開を前に1月15日(木)、都内でプレミアム完成披露が行われた。上映前の舞台挨拶に、主演の大東俊介をはじめ萩原聖人、泉谷しげる、石黒賢、奥貫薫、伴杏里、ペ・ジョンミョン、林剛史、今井和久監督、そして松山さんも登壇した。

キャスト陣、監督は大東さんを筆頭に一人ずつ紹介されて登場したが、泉谷さんは姿を現すや観客に向かって「お前ら、帰れ帰れ! 映画観てる場合じゃない」といきなりの暴言。そして最後に松山さんが登場すると、客席からは“千春”コールと共に大きな歓声が上がった。若き日の松山さんを演じた大東さんは「最初に話をいただいたときは、髪の毛どうしたらいいのか? と本気で考えました(笑)。でも実際にはすごくフサフサで…」と松山さん本人を横にして、泉谷さんに引けを取らない問題発言で会場をわかせた。これには松山さんも「お前はそもそもおれのこと見下してるだろ!」とキレ気味。気を取り直して大東さんは、真面目な口調で「撮影中は松山さんを演じたというよりは、一人の熱い若者を精一杯演じようという気持ちでした。ハートに突き刺さる真っ直ぐな映画です!」と作品をアピールした。

松山さんを見出すディレクターの竹田に扮した萩原さんは「松山さんと竹田さんのように、現場で大東くん、監督とともに真っ直ぐな気持ちで臨み、表現しました」と力強く語った。

竹田の妻・依子を演じた奥貫さんはそんな萩原さんと大東さんのやり取りについて「本当に2人とも仲が良くて、微笑ましくうらやましかったです。実際に依子さんも、こんな気持ちで2人を見守ってたのかな、と思ってました」と笑顔で語った。

千春の憧れの女性・紀美子役の伴さんは「私で良かったんでしょうか? という気持ちです」と照れくさそうに語ったが、松山さんは「僕の憧れってこういうタイプ!」と嬉しそうに語り、伴さんに深々と頭を下げた。

そして、千春の親友・雪彦役の林さんとシュガー役のジョンミョンさんは共に「これだけの素晴らしい共演者の方々と、ここに立つことが出来て幸せです」と緊張気味に語った。

石黒さんはラジオ局のプロデューサー・西口に扮したが「劇中、ラジオというメディアの良さがよく表現されていると思います。時間をかけながら松山さんが売れていく過程に携わる楽しみがあったんだろうな、と想像してました」とふり返った。

そしてここからは、ほとんど松山さんと泉谷さんによる漫才状態。まず、松山さんの父親を演じた泉谷さんが「あのジジィを演じる上で研究しましたよ、『ワケ分かんねえジジィだな』って思いながら(笑)」と言えば、松山さんは「でも現場に行って、泉谷さんを見たら、本当に親父だと思いましたよ、『亡霊だ!』って。でも、泉谷さんは大先輩で、僕は泉谷さんの『オールナイトニッポン』を聴いて育ったんです。その人が僕の父親を演じるって、意外と年イってたんだな、と思いました(笑)」と返し、会場は笑いに包まれた。さらに松山さんは完成した映画、そして大東さんが演じた自らの姿について「これ観たから心臓悪くなって倒れたんだよ(笑)」と悪態をつきつつ、「(天国の)竹田さんに、『歌を歌って、しまいには映画にまでなったよ』と報告したい。どこまで行けるか分かんないけど、みんな応援してくれるし、精一杯素直に歌っていきたい」と語った。

監督は「映画の冒頭にも出てきますが、松山さんが観客に向かって『笑ってないで聴け!』って言ったとき、緊張しなかったのか? と松山さんに聞いてみたかったんです」と壇上で松山さんに質問。松山さんはこの問いへの返事として「おれは、どんなときでも自分を疑ったことない。どんな貧乏してるときでも自分を一度も疑わなかったし、今夜、こうして舞台に立たせてもらっても、自分を信じています。やっぱり松山千春、天才です!」と堂々の宣言。会場からは再び大きな拍手がわき起こったが、泉谷さんだけは「どっちかと言うと、おれもお前も人災だよ!」と突っ込み、客席は笑いに包まれた。

『旅立ち 〜足寄より〜』は1月24日(土)より新宿トーアほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》

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