悩める男子の強力な味方! 臼田あさ美「文化系男子、バッチリOKです(笑)」

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『色即ぜねれいしょん』 臼田あさ美
  • 『色即ぜねれいしょん』 臼田あさ美
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  • 意外に(?)男子寄りな一面も
  • 熱望した役だからこその難しさも
  • 文化系男子の力強い味方!
  • 劇中でオリーブが見せる、大胆な一面と繊細な感情の揺れのギャップは見どころ!
監督の田口トモロヲも相当驚いたらしい。何に? 「CanCam」、「AneCan」の専属モデルを歴任し、同性から絶大な人気を誇る臼田あさ美が、監督のデビュー作『アイデン&ティティ』の大ファンであること、さらに同じくみうらじゅんの自伝小説の映画化『色即ぜねれいしょん』の奔放で大胆な女神“オリーブ”役を切望していることに——。既にオーディション応募期間が終了していたにもかかわらず、監督に直筆の手紙を送り、思いを訴えたという臼田さん。そんな彼女を抜擢した田口監督。その賭けは見事に成功した。今後、女優として注目を集めること、そしてこの映画が彼女の代表作となることは間違いない。そう断言したくなるほど、スクリーンの中でまばゆい輝きを放つ彼女だが、その素顔は…。

「中学生の頃から、男子寄りの感情の方が多かったんです…」

「ちょっと情けない、悶々とした“男子”の青春物語が好きなんです」。愛くるしい笑顔を浮かべて発せられる意外な告白。その容貌からは想像できないような大胆さで主人公の純(渡辺大知)をドギマギさせるオリーブと重なるかも…。それにしても、情けない男子への共感はなぜ?
「なぜでしょう(笑)? 不思議です、自分でも。普通はああいう青春の感覚って男子特有のものですよね。でも実際、私は中学生の頃から一人で部屋にこもって音楽聴いて、悶々として『うわぁー!!』って一人で叫んだり(笑)、男の子寄りの感情の方が多かったんです。監督にも『え、何で? 全然分かんない』と何度も言われました。オーディションで好きな音楽の話になって『エレファントカシマシや銀杏BOYZが好きです』って言ったら『何でそっちなの? なんでみうらじゅんなの?』って。何なんだこの子は? と思われてたみたいです」。

では、純が通う男子校の雰囲気、“男子”たちのバカっぷりにも共感できる?
「男子校までいくと想像が及びませんが、“男くさい”空気には妙に惹かれますね。ああいう男の子たちを見ると、愛おしく思えるんですよ。自分が高校生の頃? 私自身は女子高だったので、校内でかっこいい男の子とすれ違うとか、そういうことはなかったんです。だから男子に対して免疫がなくて…。自転車で通学の途中に会う男子高生はすごく意識してました(笑)。夏の暑い日はYシャツの袖をめくって、靴下も履かずに通学してたんですが、『あ、ヤバイ。こんな日に限って!』ってドギマギしたり。まさに、映画の純くんの女子高バージョンっていう感じでした」。

「ギリギリまで悩んで、現場に救われた」

オリーブという役は、天真爛漫で大胆な部分と繊細な感情が絡み合った複雑なキャラクター。誰よりも切望したこの役だったが、実際に演じる上で相当の苦労があったと明かす。
「原作はかなり読み込んでいたので、撮影が始まるまでは『オリーブのことは誰よりも自分が分かってる』くらいの自信がありました。でもいざ始まると、感情の部分は追いついていても、それを芝居として表現するのは全く違うことで…。でも、監督は『思うようにやればいいから。納得いかなければ言ってね』とおっしゃってくださって。渡辺くんに引っ張ってもらった部分も大きかったです。純くんの部屋でのシーンでも、渡辺くんの芝居を見たら自然に出てくるものがありました。ギリギリまで悩んで悩んで、不安でたまらなかったんですが、現場に救われた感じです」。

印象的なシーンとしてユースホステルの場面を挙げ、現場の雰囲気についてこんなエピソードを語ってくれた。
「撮影で使ったホステルは物語の舞台の70年代の頃と全然変わってなくて、小説で読んでいた、みうらさんが訪れたユースホステルに来た感覚でした。着いた瞬間に映画の中の世界に入り込んだみたいで。映画のシーンと同じように、日が暮れたらベランダに出て、渡辺くんと一緒にギター弾いたり、峯田(和伸)さんがやって来て横から歌ってくれたり。撮影とそれ以外の時間の境目がなかったです」。

「田口監督も渡辺くんも草食系。でも、熱い思いが伝わってきました」

先ほどから“悩める男子”への共感を熱く語ってくれている臼田さんだが、そんな彼女だからこそ(?)、映画に登場する“文化系男子”、そして30余年を経た現代に文化系とはまた違ったカテゴリーとして増殖している“草食系”と呼ばれる男子について触れながら、映画の見どころを語ってくれた。
「みうらさんの時代の文化系にしろ、いまの言葉で言うところの草食系にしろ、まず勘違いしないでほしいのは、必ずしも彼らが消極的ではないんだぞ、ということ。心の底には熱く、強い思いを秘めてるってことをわかってほしい。私は断然、文化系派です! 『好き』とか『俺について来い!』という気持ちを前面に出して伝えられる体育会系、肉食系の男の子たちもかっこいいですけど、この作品を通じて、純くんのような男の子が胸に秘めている思いの強さを改めて知ることができたんです。実際、現場でも渡辺くんも田口監督も文化系でしたし(笑)。でも、熱い思いがすごく伝わってきました。それをこの映画を観る女の子たちに分かってもらいたいです。文化系、草食系バッチリOKです(笑)!」

最後に今後、目指す女優像について尋ねると、ゆっくり言葉を選びつつこう語った。
「この作品では、大好きな原作に大好きな監督、大好きなキャストと全てにおいて恵まれていました。こういう作品に出会えることは、女優人生の中で一度あるかないかくらいのことだと思う。だからこそ、いまは『こういう役がやりたい』という思いは少なくて…。むしろ、この作品で自分のやれることの少なさを実感したので、いままで25年しか生きてませんが、自分の中にある感情を全て出し切って、その上で『この感情を臼田あさ美に演じてほしい』と言っていただけるようになりたいです」。
《text:cinemacafe.net》

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