あの『タイタニック』が3Dで“再浮上” 緊急来日のキャメロン監督が思いを語る

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『タイタニック』ジェームズ・キャメロン監督来日会見
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20世紀を代表する名作『タイタニック』でアカデミー賞を手にしたハリウッドを代表する名匠、ジェームズ・キャメロン監督が緊急来日を果たし、3月30日(金)、都内のホテルで記者会見を行った。来日は2009年12月に開催された『アバター』のジャパンプレミアへの出席以来。同作が記録を破るまで、全世界の歴代興行成績No.1の座に君臨し続けた『タイタニック』が公開から15年の歳月を経て、3D作品としてスクリーンに“再浮上”することになった。

タイタニック号の沈没事故を題材に、レオナルド・ディカプリオ&ケイト・ウィンスレット演じる身分違いの男女が織り成すロマンスを壮大なスケールで描いた『タイタニック』。今回の3D化では、キャメロン監督自身が総監修を務め、総製作費1,800万ドル、製作期間60週間以上、製作スタッフ300人が投じられた。「例えばケイトの髪の毛1本1本に、スタッフが手作業で奥行きと厚みを与えなければいけない。本当に気の遠くなる作業だと言える」とキャメロン監督。「場合によっては“やり過ぎ”になってしまうこともあるから、私が監督として本来の姿に引き戻すための指示も出す。とにかく時間がかかるんだ」とその苦労を明かした。

それでも「私は3Dを愛している。それに『タイタニック』のような超大作は劇場のスクリーンでこそ“進化”を体感してもらえる。新しい命を吹き込み、かつてのファンはもちろん、新しい観客にも楽しんでほしいんだ」。今年はタイタニック沈没から100年という節目。「あの悲劇に再び注目してほしいという思いもあった」と3D化を決断した理由を語った。

『アバター』の大ヒット以降、2Dで撮影した後、3Dにコンバート(変換)した作品も数多く公開され、玉石混交の3D映画があふれた時期も。「私自身は、安易な3D化に反対だ。もし3D映画を製作したいなら、最初から3Dで撮影するべき。そうでなければ、クリエイティブな面でベストの結果は残せない」と断言。一方、今回のような歴史的作品の3D化についても「“正しい”方法があり、それが行われるべき」と先駆者らしい持論を展開していた。

キャメロン監督といえば、先日、グアム島南西沖のマリアナ海溝で水深約11,000メートル付近までの潜水に成功したばかり。「冒険はリスクもあるが、得るものが大きくてね。たとえ砂粒1つでも採集できれば、それが学術的な成果になるしね。決して単純にスリルを求めているんじゃないんだ(笑)。目的のためなら、火星行きのロケットだって作りたいよ。まあ、予算が足りないけれど」と瞳を輝かせていた。会見には長年、キャメロン監督とタッグを組むプロデューサーのジョン・ランドーも出席した。

『タイタニック』は4月4日(水)より先行上映、7日(土)より全国にて3D公開。
《text:cinemacafe.net》

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