麻生久美子&大泉洋インタビュー “素敵な家族”を夢見て「早く孫が見たい(笑)」

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『グッモーエビアン!』麻生久美子/photo:Yoshio Kumagai
  • 『グッモーエビアン!』麻生久美子/photo:Yoshio Kumagai
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  • 『グッモーエビアン!』大泉洋/photo:Yoshio Kumagai
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  • 『グッモーエビアン!』大泉洋/photo:Yoshio Kumagai
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相手の言葉にじっくり聞き入る姿も、するっと会話を交し合う姿も、何から何までナチュラルで周りまで居心地よくさせる。「相性がよかったんだと思います。撮影現場も和やかで、いい雰囲気でしたしね」と口を揃えて言う麻生久美子と大泉洋が共演した『グッモーエビアン!』は、決してスタンダードとは言えないが、愛情あふれる家族の姿を描いたハートウォーミング・ムービーだ。中学3年生の娘を持つシングルマザー・アキに扮した麻生さんと、そんな母娘を何よりも大切に想う男・ヤグ役の大泉さん。“素敵な家族”を演じ上げた2人が考える、これから作り上げていく“素敵な家族”の形とは…?

かつてパンクバンドのギタリストだったアキは、17歳で娘のハツキを産んだ身。しっかり者に育った娘とは、母娘ながら友達のような関係だ。そんなアキの子育て方針は、実生活で娘を持つ麻生さんにとっても賛同できるものだったという。
「私自身、アキに憧れているところがありますね。“自分の道は自由に決めてほしい”という考え方がいいなと思いますし、私も彼女みたいな子育てをしたい。ある程度自由に育てたから、ハツキはしっかり者に育ったんでしょうね。私の場合も興味を示すことがあればサポートしますし、礼儀ですとか、私自身が大事だと思っていることは教えていきますけど基本的なことができていれば、あとは優しい子に育ってほしいです」。

一方のヤグは型破りなキャラではあるものの、バンド仲間だったアキに揺るぎない愛情を寄せ、ハツキを我が子のように想っている。そのせいか、大泉さん自身がアキに向ける眼差しにも愛が。
「アキちゃんは誰しもが憧れる存在。すごくカッコいいし、潔さもある。その反面、時には弱さを見せてくれたりもして、男にとってはたまらない…。酔っ払って絡んだあげく寝ちゃうところとか、なんともいいと思いますね(笑)。まあ、酔っ払って寝れば誰もが可愛いかというと、そうじゃないんですけどね。麻生さんのアキちゃんだから、あんなに可愛いんでしょうね(笑)」。

まさに相思相愛。しかしながら、話がヤグのキャラクターに及ぶと、一転して不穏な雰囲気に? 「ヤグの魅力はいつまでも少年らしさが残っているところ」と話す麻生さんだが…。
「成長はしているんでしょうけど、大切な部分を失わないでいる人。ヤグのそういうところにアキは惹かれているのだと思います。自分のやりたいことをやっているところもいいですし、そばで見ていたくなる人ですよね。ただ、私はアキほど心が広くないので、彼女ほど応援することはできない。素直で真っ直ぐで魅力的だからすぐ好きになっちゃうでしょうけど、すぐに好きじゃなくなると思います(笑)。いや、“好きじゃなくなる”という言い方は間違っていますね。好きだけど、すぐ付き合いきれなくなるというか…(笑)」。

周囲が大泉さんを見て笑っていると、「いや、これは僕のことではなく、ヤグのことですからね。何を言われても構いません」と平静を装う大泉さん。とは言え心中は少々複雑かと思いきや、「もし自分の娘がヤグみたいな男を連れてきたら、親としては絶対に反対ですね(笑)」と、麻生さん同様、娘を持つ親の顔を覗かせる。
「僕たち親は、ヤグみたいな男を連れて来ないように娘を育てないと。実は娘の名前を決めるとき、恋愛運のいい名前にしたいというのが念頭にありました。自分が男だからかもしれないけど、とにかく素敵な男性に巡り合ってほしい。幸せは自分で決めるものだから“私はこの人でいいの!”と言われたらそれまでだけど、何でこの人と付き合うんだろう…っていう人ばかりと付き合う人っているでしょ?」。

「まあ、ヤグは駄目ですよね。そりゃあ反対です。親としてはちょっと…」と頷く麻生さんの同意も。ただし、ここで1つ疑問が。娘を持つ世の父親たちは往々にして、娘が連れてくるどんな男性も認めないもの。大泉さんはその類ではない?
「本来はそういうタイプです。“ずっと家に居ればいいんだ!”ってね。だとは思うんですけど…、正直、孫の顔が早く見たいんです」。

「早いですよ!」という麻生さんのツッコミを物ともせず、語り続ける大泉さん。「だから難しいところだけど、仕方ないんですよね。だって、自分の子供って、すごく可愛いんですよ。その子供が生んだ孫は、もっと可愛いに違いない。だから…、(だいぶ溜めてから)仕方がないんです。そこは妥協するところです」。

「具体的だなあ。『孫が見たい』か…。その気持ち、全然分かんないです(笑)」と戸惑う麻生さんだが、アキ、ヤグ、ハツキの家族関係に影響を受けたポイントは大泉さんとも一致。「とりあえず私が理想とするのは、常に会話のある家族。いろいろ話せて、笑いがあれば、それだけでいいなって思います」と微笑む。片や大泉さんも「ヤグは好き勝手やる人だけど、非常に善な人」と、“娘の恋人には勘弁”なヤグにフォローを入れながら、アキ、ヤグ、ハツキの中に理想を見出す。
「悪の部分が全くないヤグは、きっと悪口なんてものは言わない。家に帰って愚痴るなんてこともしないんだと思います。目の前にいるいい人たちを見ながら育ったハツキちゃんは、だからこそすごく素直なんでしょうね。できればそんな家庭を作りたいんですけど、僕の場合は家に帰ってボヤいてますね(笑)。大泉洋の90%はぼやきでできているので…(笑)」。

「へえ~。愚痴なんて言わなさそうですけど」と無邪気に返す麻生さん。しかし、この後の一言が、大泉さんをさらにボヤかせることに!? 麻生さんが素敵な秘話を明かしてくれた。「アキたち3人が素敵に描かれているのは、山本(透)監督自身も家族のことを大事にしている優しい方だから。実は撮影前に手紙をいただいたんです。それには、この映画を作りたいと思われた経緯や想いが書かれていました」。

知られざる逸話に一同が感動を覚える中、「そのお手紙、僕はいただいていない…」と一人ジェラシー顔の大泉さん。「す、すみません…」と恐縮する麻生さん共々、最後にお気に入りのシーンを挙げてもらった。
「アキ、ヤグ、ハツキの絆が分かるクライマックスのシーンですね。すごくグッときます」と、まずは麻生さん。そして、大泉さんが続く。「アキとハツキのシーンはどれも好きですね。それに加え、僕はハツキと親友のエピソードも好き。これが切なくてね…。子供の頃からの親友だったのに、離れ離れになっちゃうんですよ。そんなハツキを『さよならとありがとうは言えるときに言わなくちゃダメ』と諭すヤグがカッコよくてね…」。

…と、ちゃっかり自画自賛で満足げに話を終える大泉さん。「アハハハ!」とウケる麻生さんの軽やかな笑い声で、“『グッモーエビアン!』が素敵な理由が分かる素敵な時間”は幕を閉じた。
《photo:Yoshio Kumagai / text:Hikaru Watanabe》

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