【MOVIEブログ】沖縄国際映画祭(上)

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沖縄屋外巨大スクリーン
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かなり充実したミーティングを重ねることの出来た香港滞在も無事終了し、22日の金曜日は5時起きでまた移動。早朝の便で4時間かけて成田に帰国し、空港で3時間待機して、国内線に乗り換えて沖縄へ。今年で第5回を迎える沖縄国際映画祭をチラリと訪れるのが目的です。

僕は第1回から5年連続で沖縄映画祭に来ていて、我ながら奇特だと思わなくもないけれど、吉本興業が立ち上げた映画祭の行方をどうしても見たくなってしまうのですよね。なので、今のところ皆勤賞。

金曜日は、那覇の国際通り近くにあるホテルにチェックインしたのが22時半過ぎ。すぐに外出して、毎年必ず行く居酒屋さんにダッシュして、豆腐チャンプルとか豆腐ようとかをつまんで、古酒をちびり。長居せず、40分くらいで切り上げてホテルに戻り、早めに消灯。

明けて土曜日。快晴だ! だからと言って遊びに行くわけにもいかないので、朝から14時までホテルの部屋にこもって、パソコンで仕事のDVDを2本鑑賞。いや、正確を期すと、DVDではなく、オンラインでの鑑賞。

去年くらいから、DVDではなくオンライン(VOD)で作品を見てくれ、というケースが増えています。映画会社とすれば、DVD発送コストを節減するメリットがあるので、作品にアクセスできるサイトのURLリンクと専用パスワードを貼ったメールを送付してくる。当方としては、便利な面とそうでもない面の両方があるのだけれど、それにしても、ついこの前まではVHSテープだったのになあ。もう僕はついていくのに必死です。

閑話休題。沖縄国際映画祭のレッドカーペット・セレモニーが15時から始まるので、それに間に合うべくホテルを出て、宜野湾のコンベンション・センターへ。Tシャツ1枚でOKな南国初夏の快晴で、これはもう本日のオープニングの成功は約束されたようなもの。屋外イベントは天気が全てですからねえ。

プレスの人々が集まっているコーナーに陣取って、カーペットの模様を眺めてみる。周囲は黒山の人だかりで、若者たちが吉本興業の人気芸人さんたちの登場に興奮している様子を見ているのが楽しい。僕はテレビで活躍する芸人さんをほとんど知らないので、例年のように蚊帳の外なのだけど、桂三枝改め文枝師匠の登場は嬉しかったなあ。

声援のボルテージが最も上がったのが、前田敦子さんの登場時。中田秀夫監督の『クロユリ団地』(僕がロッテルダムでビビって見なかった作品だ)が招待されているのですね。去年から数回、間近で前田さんの姿を拝見する機会はありましたが、正直に告白するとあまりよく知らないので猫に小判の体験でした。が、今回の僕は「JKT48」を見た後なので、もはや去年までの僕ではないっ。あの集団の頂点の、そのまた頂点に長らく君臨した人であるということで、かなり思い入れというか、見方が変わっておりました。って、こんな今さらな話、ここで書くほどでもないですな。

カーペットに続いて、セレモニーがビーチ会場で行われて、そして19時から映画祭のオープニング作品である『ジャックと天空の巨人』の野外上映。これがもうすごい。スイスのロカルノ映画祭の名物である野外上映で使われている巨大スクリーンを、ロカルノから借りてきて、宜野湾のビーチに設置しているのですが、この大きさが凄い。幅が約25メートルの、高さが約15メートル。字で書くと分かりにくいけど、実際に見ると実に巨大です。

去年は寒くて大変だったけれど、今年は夜風がほんのり気持ちよく感じられるように、気候も完璧。巨大スクリーンが夜空に浮かび、これほど抜群の環境の野外上映は日本では他にないでしょう。一目この野外上映の迫力を見るためだけでも、沖縄に足を運ぶ甲斐があるというものです。

映画を全部観たかったけれども、30分ほどでビーチを離れて、オープニング・パーティーに出席すべく会場のホテルへ。

東京から来ている人も多く、知り合いの監督さんも何人か出席されていたので、楽しく話しているうちにあっという間にお開き。そのお開きの前に登場したのが、「The Boom」で、なんと壇上で「島唄」を生演奏。これにはパーティー出席者もびっくりで、途中で帰ってしまった人は後悔したに違いない! 今年は「島唄」が誕生して20年記念の年で、関連ドキュメンタリー映画が製作され、今年の映画祭で披露されることによる縁ということです。いやあ、盛り上げる技を連発しきますね、沖縄!
《text:Yoshihiko Yatabe》
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